庭のことだま『雨は虹のイントロダクション』
初夏のように気温が上がった昨日と打って変わって、今日は朝から冷たい雨です。

冷たいとは言え苦になるほどではなく、満開となったウメにレンズを向ければやはり春で、鳥たちは雨上がりを待たずに枝から枝へと。

今日は美空の桃の節句、娘より「お爺、6時半頃うちに来てちょうだいな」とCメールが入り、それまでの時間、お爺さんは店へ設計に、お婆さんは・・・今頃一足先に行ってちらし寿司の仕込みをしているのでしょう。

「止まない雨はない」などと申しますが、お楽しみが待っていれば雨もまた良し。人影まばらな園芸売り場に鳴る静かな雨音で、先ほどまで集中力高く、またひとつ幸せな庭を描き終えました。

あのですね、問題はですね、美空の男性恐怖症がおさまらず、お爺さんのことが大っ嫌いなままだということ。これも成長過程とあきらめて、それではとなまはげに変身し、わざと泣かして楽しんでいます。

まあええわいな、スイーツで釣れる頃になればこっちのもの。

ペティナイフをマジシャンのごとく操り、フルーツを彫刻するパティシエ爺さんの腕前を持ってすれば、小娘を虜にするくらいはお茶の子だ。