盗賊現る。
庭のつれづれ『盗賊現る』
ブロッコリーの葉を食べる虫がいることには気づいていたものの、旨いんだから一緒に食おうよくらいに思って油断していたら、ご覧の通りになってしまってトホホノホ。

お客様は夜盗虫(ヨトウガの幼虫)。30匹ほどを丁寧に摘んで離れた草むらの席へ移動していただきました。
ウォーリーをさがせ!
この中に10匹います。

これが農家だったら当然迷うことなく殺虫剤を使うわけで、逆に考えるとスーパーに並んでいる虫食い跡のない野菜はいかにして、と心配になるのです。
先週まではこんなに茂っていたのに、気持ちがいいほど旺盛な食欲。

レイチェル・カーソン著『沈黙の春』、古来より農業は虫との戦いだったわけで、生産農家は自宅分のウネだけは無農薬で、せっせと割り箸で虫退治をしているのが現実。まあ直ちに人体に影響はなさそうですが、気持ちの良いものではありませんよね。せいぜい野菜売り場で虫食いのを探して買うようにいたしましょう。
コヤツが先月中頃に産卵しに来たヨトウガ。

ん、んん、よくよく見たら、愛おしきフォトジェニックなチャバネセセリじゃないか。
調べてみたところ、ヨトウガ、セセリチョウ共にとても種類が多く、
生息域と産卵植物はだいたい一緒。
農民はざっくりと、両種族全体を夜盗蛾と称しているそうな。
それにしても夜盗虫という命名、害虫を人格化し夜半にやってくる盗賊に仕立て上げるとは、昔の農民が持っていた長閑さと、自然への愛情を感じます。
というわけで今朝の出囃子、作・編曲者 大野雄二先生率いるジャズオーケストラの名演を聴きながら
ルパン3世の名言を。
なぁに、壁なんてのは越えるためにあるんだ。
道がなけりゃ作っていくまでよ。
自分で決めなきゃ明日は開かれねぇんだぜ。
オレはな、3つの条件がそろった女を見ると、どうしても欲しくなる。
ひとつは美人であること。次にプロポーションがいいこと。
そして、もうひとつはオレの敵であること。
男はよ、女に騙されるために生きてんだ。
ふ〜じこちゃ〜ん!
ルパン、その考えは生物学的見地において全面体に正しい。オスの中のオス、男の中の男だねぇ〜。