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隠れ家-前田邸

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美しく暮らす能力( 前田邸 1)

前田さんと知り合ったのは2年前です。庭のデッキに手すりを取り付ける工事を承りました。その時に拝見したリビングがものすごく印象的で、それからずっと記憶に刻印されていたのです。
どんなリビングかといいますと、もともととてもこだわった造りの中古住宅を買われて、それを奥様がさらにこだわってリフォーム。インテリア、家具、小物、照明が見事にコーディネートされていて、ヨーロッパの百年住宅のような感じなのです。もちろん蛍光灯は無しで、帝国ホテルのロビーくらいの明るさです。最初は薄暗く感じますが、すぐに気持が穏やかに落ち着いてきます。そして壁の漆喰は何と奥様がご自分で塗られたとのこと。そして木目が浮き上がった床板や何代も大切に使われてきたような家具、燭台、ドライフラワー、そして家族の幸福な思い出を閉じ込めたフォトスタンド・・・。全体的な雰囲気、細部にわたるこだわり、そのクオリティーの高さに感激し「すごい人がいるもんだなあ」と強烈に、鮮明に記憶していました。
その奥様が2年ぶりにご来店、うれしかったです。「庭の雑草取りが疲れたので全面的にレンガを敷きたい」というご依頼、その時点で使用するレンガ2種類をご自分で決めていて、それがまた見事なチョイスで「さすがに前田さん」と唸ってしまいました。
今日から3回、そんな前田邸のガーデンリフォームした庭をご覧いただきながら、“ 美しく暮らす能力 ”について考えたいと思っています。

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“ 美しく暮らす ”自分でもコンプレックスを感じてしまうほどうまくいかない課題なのですが、それだけに常に気になっていることなのです。

マイナス域からの脱出( 前田邸 2)

2年ぶりのご依頼をいただいた前田さんの奥様のすばらしい暮らしぶりに触発されて“ 美しく暮らす ”について考えることにしました。ではさっそく始めましょう。

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長年庭の仕事をしていて思うことに、庭は生活を写すということがあります。そして現在まで、千件近い庭を拝見し、そのご家族と知り合いました。その経験から、庭を通して家庭や家族の生活状況を考えた時にふたつの領域ということを感じています。ひとつはマイナスからプラマイゼロまでのマイナス域、もうひとつはプラス域です。東京での仕事は主にマイナス域でのヒーリングガーデン(癒しの庭)や園芸療法でした。それに対して横浜に来てからはプラス域でのファミリーガーデンのプランニングが圧倒的です。

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マイナス域とプラス域についてもう少し説明すると、マイナス域というのは、平静で安定した状態よりも疲れていたり病んでいたり、何らかの問題をかかえている状態で、プラス域というのは積極的に、より楽しく、より充実した時間を目指してそれを実現している状態ということです。これを職業で考えた場合、プラス域の市場で成立しているのはケーキ屋さん、ディズニーランド、旅行代理店などです。ニコニコ・ワクワクしながらやってきたお客さまの笑顔を増幅することがサービスの基本となる仕事です。それに対してマイナス域で成立しているのが医者、弁護士、そして暴力団。お医者さんと暴力団を並べてはいけませんけど、共通点は困っている人、弱っている人が市場を形成しているということです。暴力団の場合は積極的に人を困らせて市場拡大を図るのでやっかいなのですが、お医者さん、弁護士さんは辛い状況にある人の苦痛をやわらげる、問題を解決することによって報酬を得る、これがマイナス域での仕事です。

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本題の“ 美しく暮らす ”を考えた時に、最初に現実的な問題として“ 片付かない ”ということが出てきます。どうしても片付かない、慢性的に散らかっているというときに気おつけなくてはならないのは、気付かないままマイナス域で日々を送っていないかということです。特別気が滅入るような何か具体的な問題が無くても、熱帯夜で睡眠不足、食事のバランスが崩れている、そんなことでも簡単にマイナス域に入ってしまうものです。人がマイナス域に入っている時、必ず散らかります。部屋も庭も雑然としてきて、しかもそれに気付かない状態、これがマイナス域の入口なのです。さらに散らかっていることは分かっていて、それを不快に思いつつ片付ける意欲が湧いてこないのでさらに無気力状態になる、こうなると負のスパイラルです。そんな時はいくらもがいても一瞬だけ奮起しても無駄なようです。すぐに誰か他の人の力を借りて、その状態からの脱出をはかってください。
なぜこんな話をするのかといいますと、このマイナス域からの脱出のためのガーデンリフォームを相談に来られる方が大勢いらっしゃるからです。庭をお持ちの方、決意して相談に来られる方は幸いです。つくづくそう思います。そこに至らずに悲劇に見舞われるという様々なケースを見てきましたので。しつこいようですが、生活空間が散らかってしまっている方は、方法はいろいろあると思いますので、まずは“ マイナス域からの脱出 ”をはかりましょう。

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マイナス域の話から転じて、明日はプラス域で美しい暮らしを実現するために不可欠な“ 表現欲 ”について考えます。

表現欲( 前田邸 3)

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世の中には表現欲がある人と無い人の2種類がいる。これは私の持論です。入社希望者の面接でもこの点の見きわめをしています。クリエイティブな作業も多い仕事なのでこの見きわめを誤ると後々本人が苦しむことになるからです。でも決して表現欲がある人だけを採用しているということではなくって、社内での役割や仕事をマスターするまでのプロセスが違ってくるということからです。ここで誤解の無いように付け加えますが、表現欲があるから優れているということではありません。逆に表現欲が強いことで社会に適応できないということもあります。そんなやっかいな欲求なのです。

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表現欲とは。最初にこの単語に出会ったのは20年前、当時私の憧れのウインドサーファーだったピーター・カブリナという人のインタビュー記事に「風が吹いたら海でウインド、風のない日は部屋で木彫りをやっている。僕にとってはどちらも同じ、どちらもただ表現欲を満たすための行為なのだ」というのがあって、えらくカッコイイと感激し、同時に救われた気がしました。というのは、この言葉に出会うまで“ 表現欲 ”は自分の中で消すことのできない不自由な欲求、追い出しても次々生まれてくるモンスターだったからです。来る日も来る日も絵を描いたり写真を焼きつけたり粘土をこねまわしたり、はたまた作曲してコンサートで歌ったり、そんな少年・青年期で、家業が忙しく商売をやっていたので私のそんな日々はただの道楽、なまけ者の役立たずだったわけです。でも本人としては何かそういったことをしていないとつまらないというか、自分を保てないような気がして・・・。ついに劣等感にすらなっていたそんな欲求を“ 表現欲 ”という言葉で肯定的に示してくれたピーターのインタビュー、その時から世界が一変したのを覚えています。実は次男のコオ(小3)が勉強嫌いで、というかもうすっかりついて行けてないようなのですが、部屋でひたすら絵を描いています。経験上それでOK!なので「コオいいぞ!夢中で描けよ!勉強なんかするんじゃないぞ~」と言うと「デへへ・・・」とはにかんで笑っています。将来楽しみなのです。

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そんな“ 表現欲 ”もまた、プラス域でのみ有効に働くのです。マイナス域でこいつが蠢き始めるとやっかいで、美大や音大を出て就職もしないでパラサイトしながら自己満足だけの創作活動をして引きこもっている人は山ほどいますし、でもまあそれは立派な方で、社会的に少し追い込まれて表現欲が消え失せたら、自分には自信を持てるものが何もなかった、実は現実逃避で延々と絵や音楽をやっていた、そんなタイプの人もいます。またここ十数年は、マイナス域での表現欲を肯定するサンクチュアリともいうべきコミケの人気によって、オタクが大量増殖しています。おっと、いつもの悪いクセで話がそれまくりなので修正して、この扱いが厄介な表現欲が、プラス域で“ 美しい暮らし ”を目差した時には強大な力を発揮するのです。これはおそらく美しく暮らすために不可欠な要素なのです。なぜなら、いままで出会った庭をいい感じに楽しんでいる奥様方は、ひとりも例外なく表現欲過多なタイプだったからです。庭だけではなくて、リビングや服装や料理まで、こだわって、吟味して組み立てた作品になっています。
では表現欲を持たないタイプの人はどうしたらいいのか、美しい生活は無理なのか、そんなことはありません。面白いもので、夫婦が両方とも表現欲を持っていないというケースはごくごく稀なのです。もしご自分が表現欲に振り回されて苦労した経験が無い、そういった欲求を感じたことが無いという場合は、ご家族をプラス域に導くことを心掛けて下さい。みんなでプラス域で楽しく暮らしていたら、自然と誰かしらのクリエイティビティーが発揮されるものです。それを待ちましょう。

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まとめます。美しい生活を実現するにはまずマイナス域から脱出して、そこに逆戻りしないことを意識しながら生活することです。そして次に“ 表現欲 ”を活性化させて徹底的に楽しむことです。その結果として生活は美しくなるのです。で、自分には表現力が無さそうだという方は、それがある人に楽しみを提供してあげればいいのです。実はそれが一番賢いやり方なのかもしれません。「さすがにセンスいいわねえ」とか「ワ-ッステキー!」と言いながら自分では何もしないで美しい生活を実現するのです。よろこび上手、乗せ上手は確実に得をしますよね。

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今回このことを考えるきっかけをいただいた前田さんの奥様は、もちろん筋金入りの表現欲旺盛奥様で、しかも何があろうと家庭・家族をマイナス域に落さないという強さ(優しさと賢さかな)と愛情を強く感じさせる方です。そして余談ですが、こちらのご主人は最近某大手企業(今企業イメージは日本一高いと思います)のトップに就任されたそうです。もちろんご主人(スマートで爽やかなスポーツマンタイプの・・・でもこてこての関西人です)の努力と才能によってのことでしょうが、客観的には「奥様の力かなあ」そう思わせるほど美しくて素敵なお宅と奥様なのです。

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さあ、表現欲を持っている人も持っていない人も、美しい生活を目差してがんばりましょう!


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