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おいしいお団子できました!-石川邸

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ロコハマBBQの石川さんちです( 石川邸 1)

このブログの常連さんにはおなじみの石川さんちです。バーベキューの様子はカテゴリ『ロコハマバーベキュー』でご紹介しました。その後庭の完成写真を撮影しないままに1年半が過ぎまして、今回ジャングルのように植物が茂ってバーベキューもやりづらくなってしまった庭を手入れさせていただいたついでに撮影させていただきました。

ではプランから。
っと、そうそう思い出しました。最初のお話が「庭に何の木を植えたらいいと思いますか」ということでした。その時点での庭の様子はこうです。

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隣りが大きな貸し駐車場で、リビングのカーテンは開けられないし、まして庭で何かをして過ごすということもイメージされていなかったのでしょう。でも庭スペースがあるから何か木を植えないとかっこにならないし、芝生や野菜や草花も楽しみたいけど何をどうすればいいのかわからない、そういう感じだったのだと思います。ふつうそうなんですよね。庭をどうすればどういう風に楽しめる、なんてことは学校では教えてくれないし、考える機会もないものですから。
私としてはまず「目隠しをしましょう」という提案でした。目隠しをきちっとした前提でこの場所で何を楽しめるかと言う具合に水を向けると出てくる出てくる。庭でお酒が飲みたい、縁側かデッキで過ごしたい、砂場が欲しい、野菜を育てたい・・・。内心「よかった~」と思いました。ご夫婦2人とも庭へのイマジネーションが次々広がったからです。まだ設計前で具体的に何をどうするということがない段階でしたが、「これで確実にこのご家族は、すばらしい庭のある暮らしを実現できる」、『イメージできたらできたも同然』だからです。
で、次の2プランをつくりました。

Plan A

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強めの目隠しでバーベキューテラスとウッドデッキ。外の部屋が2ヶ所というプランです。

Plan B

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こちらは軽めの目隠しで、お茶や食事が楽しめるテラスと縁側、その周囲はガーデニングスペースという、花いっぱいの庭というイメージ。

このふたつをじっくりと検討していただいて出来上がったのが次のPlan Cです。

Plan C

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AとBのいいとこ取りで、バーベキューテラスと縁側とガーデニングも楽しめる。で、目隠しは強めに。

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「まずは目隠しでしょう」から始まってコロコロ転がるようにA、B、そしてPlan C。設計しながら感じたウキウキ感は今こうしてプランを見ていてもよみがえってきます。レノンとミューズが手えつないで降りてきた感じでした。

お話しているうちにご夫婦の中に一気に広がった庭イメージを現実のものとして形にしたいという気持と、もうひとつ気合いが入る理由がありました。それは石川さんちのリビングにあったブランコ。リビングの天井の梁から白いロープが下がっていて、部屋の真ん中にハイジのみたいなブランコがあるのです。「あったらすてきだなあ」と思ってもなかなか。実際それを実現してしまうという、ご夫婦の自由さというか伸びやかな感じが衝撃でした。そのテンションを外に広げたような庭を提案しなければ、そう思って気合いが増したのでした。

熱意と気合いが必要なのです( 石川邸 2)

「幸せな、夢みたいな仕事だなあ」ビフォー・アフターを見るたびに思うのです。こんな庭ができたらお客さんがよろこんでくださるだろうなあと思いながらプランしたものが、ある日この世に出現する。イメージが現実になる。そんなマジックのようなことを繰り返し繰り返し経験できるのですから。

Before 1

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After 1

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Before 2

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After 2

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Before 3

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After 3

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Before 4

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After 4

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私が感じているこの幸せ、イメージが実物の庭になるまでの時間には『熱意』があります。職人さんの熱意です。

ゾーニング( 石川邸 3)

ビフォー・アフターがちょっと湿っぽい話になってしまったので、今日2回目のアップです。技術的なことを。

庭の全景をご覧いただきながらゾーニングについて解説します。

大きく分けると『バーベキューテラス』と『縁側』のふたつのゾーンになっていて、それぞれを細分化するとバーベキューテラスには『囲炉裏』『シエスタベンチ』『砂場』『畑』『花壇』、

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縁側には『濡れ縁』と『植栽スペース』、となっています。

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更地の状態からどうやって『庭』にするのか。ともすると何の木をどこに植えるか、ということから組み立てが始まったりしがちです。庭には木、わかるんですけど、ちょっと思考を変えて『そこで何をしたら楽しいのか』というシーンから入ることをおすすめします。家族が主役の映画のシーンを想って、それができたらあとは簡単、そのシーンを成立させるのに必要な場をつくっていけばいいのです。その場をつくることの第一段階がゾーニングで、例えば囲炉裏を囲んで椅子とベンチを配置するには直径3メートルの円が必要とか、そういった具合です。カテゴリ『ガーデンデザイン講座』と『ファミリーガーデン講座』をお読みいただくとそのへんのところがスラスラと考えられるようになるでしょう。これから庭をどうにか、とお考えの方はぜひご参照ください。

イメージしたシーンが現実に( 石川邸 4)

昨日、まずシーンをイメージするところから入って、そのシーンを成立させるために必要な構成をしていけばいいと書きました。家族の笑顔があふれているシーンを想像して、その想像世界に出てくる『場の構成』を設計していくという。これって客観的には瞑想しては前世やお告げを語る江原さんみたいですけど、本人としてはごく自然なことで、何千回も設計しているうちにできあがったやりかたなのです。そういう手法で設計したのがこのバーベキューコーナーで、

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設計する以前にイメージしたシーンが実現したのは庭完成直後でした。さっそくお呼ばれしてバーベキューを楽しませていただきました。

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どうですこの様子、全員笑顔です。これですよこれ、私が設計前にイメージしたシーン。『お呼ばれ』はイメージにはなかったんですけど、シーンとしてはまさにこれでした。
この日、バーベキューからの帰り道で、妻と話しました「気持よかったねえ」「ほんと気持よかったねえ、うちらもいつかああいう庭が欲しいねえ。だれかうちにああいう庭つくってくれないかなあ」「じゃあグレースランドに頼むしかないんじゃない」「そうだねえ」何だか満たされて惚けたような状態での会話でした。

目隠し&立体構成( 石川邸 5)

イメージしたシーンを実現するための『場』を考える時に、ゾーニングとともに必要なのが立体構制です。今日はその解説を。

中央にある囲炉裏と昼寝ができるベンチ。

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そして囲炉裏を囲む椅子とベンチ。

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ここに座った時に居心地よく過ごすには何が必要か。立体的な組み立てなしにはそれは実現しません。もっと具体的にいうとポイントはふたつで、目隠しが必要なところをきちっと把握して、必要な高さと目隠しの強さを考えて適度な目隠しをすること。もうひとつは過ごすひとよりも背の高い構成物を配して『外の部屋』のような感じを出す、ということです。目隠しは当然として、あとの『外の部屋』、これをあまり意識しないデザイナーが多くて、とても残念に想っている点なのです。たとえ周囲の視線が気にならない場所であっても、トレリスや生け垣などの仮想壁やパーゴラを使った仮想天井、あるいは上にかぶさってくる木の枝など『身を隠す』感じが安心感を生んで居心地を良くするのです。「あぁ日本中の庭を持っている人たちにこのことを教えたい」。下の写真でもしパーゴラがなかったら・・・落ち着かないですよね。

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そしてお隣の庭と

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駐車場の目隠し。パーゴラの柱に木製パネル(タカショー/e-ウッドパネル1型)をはめ込んで、気配はわかるけど向こう側で何をしているか気にならない程度の目隠し効果を狙いました。

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さらに庭の入口に目の粗いパネルを1枚。これは目隠しというより場に厚みを持たせる目的での配置です。これが立つことで空間的に「ここまでが庭です」という感じが生まれます。

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このパネル(タカショー/e-ウッドパネル11型)、隙間が15センチで植物をからめるのに適していて、石川さんちではブラックベリーをからめています。

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縁側エリア( 石川邸 6)

リビング前、ビフォーでは駐車場から丸見えでカーテンを開けられなかった場所です。木工フェンスできっちり目隠しして、

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タカショーのe-ウッドユニットデッキを使って濡れ縁をつくりました。

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右奥は目隠しの必要はないのでアイアンのトレリスで植物をからめるように、これは庭の一番奥を押さえる立体構成です。

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濡れ縁の外側は飛び石にして土の面積を多く残し、ガーデニングスペースにしました。

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この縁側がお嬢ちゃんに好評だそうです。以前は日が暮れるとシャッターを閉めていたのが、こうなると夜にはカーテン全開で夜風を楽しむ感じになり、目隠しと濡れ縁でリビングの雰囲気が一変したと思います。

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住宅地を歩いていて、暮れなずむ頃に早々とシャッターを下ろしている家を見るたびに「息苦しくないのかなあ」といらぬ心配をすることしばしば。夜は家族の時間です。目隠しや、いろいろと工夫して夜の灯りや夜風を感じるリビングにしてほしいなあ。昔の家ってそうでしたよねえ、雨戸を閉めるのは就寝前のひと仕事だったと思うのですが

庭木( 石川邸 7)

植えてから1年半が過ぎて茂りすぎていたのを、思い切ってバッサリと剪定した状態ですので、ちょっとさみしい樹形ですけど、剪定のサンプルとしてはいかなあと。年に1度これくらいまで枝を整理していいのです。

レモン

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シマトネリコ

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エゴノキ

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コニファー類は基本的に放ったらかしなんですが、今回エレガンテシマが妙に横に広がったので軽く葉張りをカットしました。

ブルーエンジェル

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エレガンテシマ

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エレガンテシマは建築会社が植えていったものを配置替え、移植したものです。他は落葉樹、常緑樹、果樹、コニファー、それぞれ庭木として最も人気の高い樹種を植えました。

マリンライト3灯( 石川邸 8)

毎度おなじみのマリンライトです。庭全体で3灯使っています。

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この3灯で夜はこうなります。

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ここでバーベキューやっていると横浜港の汽笛が聞こえてきて、照明器具はこれしかない!という感じ。といっても常連さんはご存知の通りでいつも「これしかない!」でもう何年もこれを使い続けているわけでして、さすがにワンパターンかなあとも思いつつ、「でもいいものはいい!これでいいのだ!」。

お嬢ちゃんの庭( 石川邸 9)

バーベキューテラスの円形の外側に70センチ離れてさらに円を描いてあります。その70センチの隙間に畑と花壇と、そしてこれ、お嬢ちゃんの砂場。

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おじさんの期待通りに遊んでくれていて、うれしい限りなのです。

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ウ~ンかわゆいかわゆい。

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そんな彼女にアヒルをプレゼントしました。1年半経った今でも庭を楽しく演出しています。

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で、突然ですけどジョロウグモ。撮影中に発見して虫マニアの私としては思わずパシャッと、「うつくし~」。

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クモやトカゲやカエルがいる庭、お嬢ちゃんはしょっちゅう遭遇していることでしょう、たぶんおとな以上に。「うつくし~」と思うのか「こわ~」と思うのかわかりませんけど、いいことです。私の幼少期の思い出のほとんどは縁側とその周辺の庭(畑)で、ホタル、カエル、カメ、サワガニ、ヘビ、トカゲ、モグラ、ネコ、クモ、ミミズ、カタツムリ、メダカ、スズムシ、チョウチョ、セミ、トンボ、カメムシ、もちろんカブトとクワガタ、ほとんど野生の王国でしたから、東京育ちでカエルをつかめない子供を見ると不安になります、この子は大丈夫なんだろうかって。子供はカエルのお尻に爆竹突っ込んでこわごわマッチで着火する、一度はそういうことした方がいいと思うのです、ほんとに。今やれっていわれても絶対にできませんけど、理由はうまく言えませんが、そういう時期が必要なんですよ子供には。あっ、女の子か、ちょっとちがいましたね。でもまあ、庭にクモやトカゲがいるのはいいことです。

地球防衛軍造園部( 石川邸 10)

手入れ直後でこれから冬の草花を再開するところなので少ないんですけど、庭の草花をご覧いただきながら石川さんちの最終日です。

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思い出多い石川さんちの仕事を、こうして一年半後に振り返って、何とも言えない感慨がありました。出会えたことの感謝というか(よくぞインターネットでうちを見つけてくださいました)、庭完成後に庭を楽しみまくってくれている様子がその後の設計にものすごくパワーをいただいて、これも感謝。実はこの石川さんち以降、私の中でひとつ階段を上がったというような実感がありました。「これでいいのだ!」という声が腹から出るようになった。なんというか、そう、ファミリーガーデン屋というスタンスに居続けよう、私はそこにしっかりと根を下ろすべきなんだ、そう思っている自分を感じたのです。『ファミリーガーデン屋』、世の中にはそこに特化した庭設計者が必要なんですよ、やっぱり。

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その私の変化を妻も感じていることでしょう、もしかしたら妻も石川さんちをきっかけにステージが上がったのかもしれない、そんな気もしています。あのバーベキュー以来、少し優しくなった(あまり飲まなくなった、が正しいかな)。

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いい感じに家族を維持し、賢く生活を組み立てて、笑顔を絶やさずに充実した暮らしを実現していく。うらやましくもあり、理想として目指したいご夫婦でした。この1年半でお嬢ちゃんには弟ができて、その子がまたかわいいかわいい。ご夫婦の笑顔はますます輝いています。

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こういう出会いが人生をつくっていくんだなあと・・・。妻と話しました。曰く「石川さんちやってから新しいお客さんの層ができてきたよねえ」同感でした。不思議なんですけど、タイプ的に石川さんちと似た感じのイイ感じのご夫婦が次々と。タイプとしてはそうで、ですから庭の打ち合わせで石川さんちのバーベキューの写真はとても重宝しています。みなさん「いいな~、こういう庭」という反応。それともう一点、その皆さん私たち夫婦より年下だということ。石川さんち以前は圧倒的にご年配のお客様が多かったのに、今は半々くらいになっています。我々が歳を取ったということもありますが、どうもそれだけじゃない気がして、私たち夫婦の内面に変化があったからかもしれない、そう思うのです。
まあ、ほんと、出会いってありがたいし、全てのドラマは出会いから始まるわけでして、そのドラマの主人公は私でありあなたなわけですから、どんどん出会って、お互いドラマチックで充実した人生を送りましょう


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