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温かみのある庭-片桐邸
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温かみのある庭-片桐邸

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ご夫婦の理想型の庭( 片桐邸 1)

昨日までの北原さんち、すごかったでしょ。ついついブログも力が入って、夢中で書いているうちにかなりの時間を使ってしまって、設計がまた大量にたまってしまいました。今日からいつものペースに戻してコツコツ「すばらしい庭」を設計しますので、お待ちの皆様、もう少し首を長くしていてくださいね。がんばりますよー!

では始めましょう。今日からご紹介する片桐さんちは新築で、庭スペースはリビングの外にほぼ正方形にあります。宅盤が高いので道路からは見えないし、見晴らしもよく心地よい風が吹く場所。もちろん日当りもいいので、ガーデニングを楽しむんでも「屋根のない部屋」に仕立てて過ごす庭にするんでも、とてもイメージしやすい条件です。
ビフォーはこれです。

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さあ、もしここがあなたの家だったらどんな庭をイメージするでしょうか。
どうですか、光と風を感じるウッドデッキですか、雑木林の木漏れ日で昼寝をするための場所にしてもいいですし、でっかい砂場とブランコがあるキッズガーデンでもいいし、何でもありです。ローズガーデン、夜を楽しむ庭、ハーブと家庭菜園でロハスな暮らしを実現するための庭、ガーデンパーティーの会場をイメージしてもいいし・・・。あなたならどうしますか。

今回はもったいぶらないで完成した庭を先にご覧いただきましょう。こうなりました。

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そして夜はこうです。

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いい感じでしょう。魔法みたいでしょ。私と片桐さんご夫婦があれこれ考えて、浮かび上がってきたイマジネーションを丹念に形にしていったらこうなりました。「イメージできたらできたも同然」、ご夫婦の理想型の庭です。

明日からいつも通りに、プラン、ビフォー・アフター、植物や照明や、いろいろと解説しながら進めていきます。

前のめりになって設計しました( 片桐邸 2)

当初のはっきりしたご要望は「土を少なくしたい」、「過ごす庭」、この2点でした。打合せを進めながらイメージを広げていって、私としてはこれほど庭としての条件がいい場所のプランは稀なので、ちょっと前のめりになる感じで描いて、次の2プランをご覧いただきました。実のところ他にもいくつかのパターンが浮かんでいて(気持が前のめりだと次々浮かぶのです)、でもそれらを全て描いていたら他の設計が滞ってしまうし・・・、ほんとはねえ、10種類くらいのプランをずらっと並べてご覧いただきたいんですけど、「こんなのもいいし、こういう考え方もありますよ。これもいいでしょ」という感じで。でも現実的にはそうもいきません。

Plan A

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Plan B

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ご夫婦はPlan Bを選択。これをもとにしてさらに打合せをし、そして工事に入りました。

明日はビフォー・アフターです。

四角い庭を丸くする( 片桐邸 3)

昔、バスボンだったかなあ、CMに使われていた曲に音符これがぼくの彼女です、四角い部屋を丸く掃く音符というフレーズがありましたよね。今回のプランの核はそれなんです。四角い場所に丸を入れ込むこと。私は設計に丸、円形を多用します。その理由は・・・長くなるので省略して、まあ家庭円満、すべて丸く治まるように丸を使っているということです。
では、四角い庭を丸くしたビフォー・アフターをご覧下さい。

Before 1

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After 1

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Before 2

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After 2

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Before 3

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After 3

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Before 4

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After 4

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Before 5

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After 5

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ね、風景がまあるくなったでしょ。特に最後のリビングからの景色、これが大事なんですよ。庭で過ごすことと同じくらいにリビングからの見え方が重要で、いつも家族が集まる場所から見える風景が四角なのか丸なのかで、リビングの居心地、場の雰囲気が確実に違ってくるんです。
一般的には丸とか四角とか三角とか、そういうことって考えませんよね、忙しいかそんなことに引っかかってられないですよね。でも私はそれが気になって気になって。繰り返し庭を設計していると、図形が人に与える心理的な影響に敏感になるんです。図形の他にも色とか質感とか。例えばウドデッキの材料、腐らないということで大人気の人口木材(木の粉をプラスチックで練ったもの)とかウリン材とか、それらを使ったデッキがリビングの前にあって、その家のご家族がいつもその腐らない素材を視界に入れながら暮らしている。そのことにどうしても違和感があります。腐らない木、手入れがいらないという利便性はわかりますけど、どうなんですかねえ、デッキ自体じゃなくて、それが見えているリビングの雰囲気というか空気感というか。私は大事にしたいんですね、そういう「何となく違うんじゃないかなあ」っていう、こだわらない人には全く引っかからないようなこと。おっと、話がそれてしまいました。丸、円形や四角や三角の図形の話はいつかじっくりとやるとして、リビングから見える丸、円、家庭円満の円、全て丸く治まるの丸なのです。

明日はこのテラスを居心地のいい場所にするために使った、3つのポイントを解説します。

3つのポイント( 片桐邸 4)

昨日はパソコンの調子が良くなくて(安物のマックを容量いっぱいまで酷使しているもんですから・・・)アップできませんでした。失礼いたしました。
これからも時々、昨日のように突然休むことがあると思いますけど、理由は、うちのパソコンの不具合、ブログ運営会社のメンテナンスかシステムトラブル、私自身のメンテナンスかシステムトラブル(容量いっぱいまで酷使しているもんですから・・・)のいずれかですので、どうかご容赦のほどを。では一昨日の続きといきましょう。

このテラスを居心地のいい場所にするために意識した3つのポイントを解説します。

1、目隠しと立体構成。

円形の壁の高さが段違いになっていますよね。これは正面の高い部分はテラスに立っても目が当たる高さ、低いところからは周囲が見渡せて、そして椅子に座るとその低いところに目が当たる。どういう意図かというと、お向かいのお宅からの目隠しもかねていますが、それよりも「自分の目よりも高い何かがあることで人は落ち着ける」ということなんです。設計的には人の目の高さは1m50?と考えます。座った時には1m10?。それよりもちょっと高く壁を設定することで、その壁に意味が生まれるます。よく話すんですけど、人はサルなんですね。草原で暮らすインパラやシマウマではなくて、森の中で暮らす生き物。だから身を隠せる場所が居心地がいい。自分の視線より高い壁の近くや、頭上に枝やパーゴラがあって木漏れ日を感じるといった、そういう場所にいると落ちつけるんです。これほんとですよ。ひろーい芝生の庭は気持いいけど、人が集まるのは「この木なんの木」の木陰なんです。
見晴らし、開放感を無くさずに、意味のある高さを組み合わせて空間構成すること。心理的な空間パズルで快適さや心地よさが生まれるのです。

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2、レベルアップ。

おっと、もうこんな時間だ。出立の時刻となってしまいましたので、この続きはまた明日。3つのポイントの2と3を解説します。
さっ、今日も忙しいぞー!

レベルアップ( 片桐邸 5)

きのうの続きです。今日は早起きしたのでちゃんとポイントの2と3を解説できると思います。

2、レベルアップ

レベルアップといっても私の設計力がレベルアップするということではなくて、グランドレベルを高く設定するという意味です。テラス全体をウッドデッキをつくるときのように持ち上げてあります。こうすることで庭がグッと近くなって、リビングにいる感覚のままでテラスに出るようになるのです。日常的に屋根のない場所が生活空間になる、これってものすごくいいですよ。そういえば北原さんちも床と庭がほとんど段差がなくていい感じでした、スッと庭に出られる。しかも靴を履いたまま家に入るという欧米スタイルなもんですから、とてもすんなりと庭と室内を行き来できました。昔の家はそのことの快適さを当然のこととして設計に反映させていたのでしょうが、今は建築基準のためかやたらに家の基礎が高くて、この庭に出るときの段差の問題は常に考えさせられるところです。

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3、シエスタベンチ

可能な限りテラスの設計に取り入れているのが、このベンチです。

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昼寝ができるという意味でシエスタベンチと呼んでいるんですが、これがあると外に出た時にいつでも腰掛けられる。それともちろん昼寝も楽しめます。最初はイメージとしてはハンモックがある庭へのあこがれからこれをつくり始めました。ハンモックって実際に寝てみると、なにか罠にかかった獲物みたいで熟睡できません。寝返りも打てないし、どうも日本人には向かないんじゃないかなあ、というわけで、昼寝ができるベンチになったわけです。これが皆さんに好評で、このベンチがあることでウッドデッキ的な楽しみも満たせるので、デッキにしようかテラスにしようかと迷っている場合に「このベンチをつければウッドデッキの感覚も味わえますから」ということでシエスタベンチ付きのテラスという選択になることもしばしばです。
私はお酒が弱いので、バーベキューでもゴロンとなれるこれがとても気に入っています。また、小さいお子さんがいるお宅ではこのベンチが秘密基地的な感覚の格好の遊び場で、すぐにおもちゃだらけになります。
リビンングから見た時に手招きするように存在するベンチ、これもテラスをいい場所にするポイントなのです。

いやあ、よかったよかった。今日は予定通りに行きました。じゃ、今日も張り切ってがんばりましょう!

ドラセナの養生( 片桐邸 6)

早朝から動き回っていてアップが夜になってしまいました。
今日は植物です。

テラスでいい雰囲気を出しているのはリュウゼツラン。これはもともとお持ちで庭に植えてあったのを鉢植えにしました。我が家のベランダにも鉢植えのリュウゼツランがあって、買ってからもう4年経ちますけどほとんど手入れらしい手入れもしていないのに、元気で次々新芽を伸ばしています。乾燥にも強いし、寒さも平気だし、日当りがいい場所ならとても楽に楽しませてくれます。

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四角い庭を丸くして、角の空きスペースがガーデニングエリアで、そこに樹木を植えてあります。これはレモン。
まだ小さいんですが、イメージとしては3m以上に成長してテラスにかぶる感じになって、そこに花の少ない冬場に鮮やかなレモンがぶら下がるという感じ。何年かかるかなあ、でも楽しみです。

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その奥にエゴノキ。もうすぐ芽吹きます。これも数年して4~5mになるとテラスがさらにいい感じに進化します。

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四角の反対側の角にはドラセナを植えました。これはリゾート感の演出。ただ、植えた直後に寒さでへたってしまって、今はご覧のように養生している状態です。あと3ヶ月くらいはこのままの方がいいかなあ、しっかりと気温が上がって新芽が動き出すまで辛抱辛抱。

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先日久しぶりで上大岡のレストラン『四季の庭』に行ってきました。4年前にうちでやらせていただいた庭、おかげさまで料理共々庭も評判の店になっています。その庭の樹木が見違えるほど成長していて、オープン当時とは全く違う庭みたいに進化していました。木が成長することで、もともとあった雑木林の中に後からレストランを建てたような感じに見えて。それと大きな木の放つオーラみたいなのがあって、とっても心地いい空気感でした。「木っていいなあ」と今さらながらにそう思い、あらためて、数年後の木の生長をイメージしながらプランすることの大事さを感じました。

ライティング( 片桐邸 7)

照明は私のいつものパターンを、そのまま採用してくださいました。

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マリンライトが壁の左右に2灯と、

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LEDのフロアーライトの白が2灯と、

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ベンチのセンターにブルーライト。

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庭をプランする際に照明計画は欠かせません。「夜も庭」ですから。そうそう、この夜も庭ってことを明日のネタにしましょう。
とおうわけで、きょうはこれで。今日も夢中で仕事しますよー!じゃ!

夜も庭( 片桐邸 8)

数日他の話題で中断していた片桐さんちを再開します。

だんだん暮れてきたテラスの様子をご覧いただきながら、『夜も庭』ということを少々。

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この写真のようにだんだん辺りが暗くなってくると、リビングのカーテンだけではなくて雨戸のシャッターを降ろしてしまう家が多くあり、そのことを普段からとても残念でに思っています。うちのお客樣方は全く逆で、夜になったらカーテンを開けるんですよ、ライティングされた庭が美しいから。それだけではなくて、気候がよくなれば夜は庭に出ます。「今日は夕飯外ですよぉ」とか、風呂上がりに庭に出てキャンドル灯してご夫婦でナイトキャップとか、会社から帰ったらとにかく庭に出て、そこに奥様がビールを持ってきてくれる、それが楽しみで昼間がんばれるというご主人とか。夜だけじゃなくて、朝もそうなんですよ。夜明けが遅い冬でも暗いうちに起きて庭に出てコーヒーを飲んで、それから出勤するという方が何人もいます。そうすると仕事がはかどって、それが習慣化したのだそうです。

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暗くなったらシャッター降ろしてしまったら、人生の何分の一かの幸せな時間を捨ててしまっているようなものです。夜の庭はいいですよお、夜風って気持いいし、キャンドルやランタンの灯りはうちみたいに年期が入った夫婦でもロマンチックな気分になるんですから。

8年前の夏、鎌倉の山沿いのお庭に招待されて夜のバーベキューを楽しんだことがありました。炭火とキャンドルの灯りと、奥様が腰越から買ってきたという新鮮な魚を焼いた料理と、夜露で服がしっとりと重くなる感じと、尽きることのない楽しい会話、忘れられません。その当時港南台の店をオープンしたばかりで、連日鬼のように必死で仕事していて妻も私も倒れる寸前だったんですけど、その夜の庭に心身ともにすっかり癒されて、2人とも翌日から別人のように元気が出たことを思い出します。庭の力を実感した、忘れられない思い出です。

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夜も楽しみましょうよ、庭。

明日は片桐さんちの最終日、夜景をご覧いただきます。そうだ、昼間と夜の写真を並べてみましょう。劇的ですよ。

穏やかに、笑顔で、丈夫に( 片桐邸 9)

奥様からコーヒーをごちそうになっているうちにすっかり暗くなって、照明器具が本領を発揮しだしました。

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これがリビングからの眺めです。

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昼間と夜の写真を並べてみますね、

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すごいでしょ、これだけ表情が変わるんですよ。

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これなら夜になったら雨戸を閉めるんじゃなくてカーテン開けたくなりますよね。
もう少し温かくなったらこの夜の庭はにぎやかな場所になるだろうなあ、家族で、お友達も集まって、楽しい光景が目に浮かびます。

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片桐さんちのご紹介は今日までです。妻と話していたんですが、片桐さんちのぼくちゃん(もうすぐ1歳かな)がいっつも機嫌が良くて、穏やかで、よく笑って、健やかそのものです。妻は「あのぼくちゃんなら育児も楽しいばっかりでいいよねえ」と。子は親を映す鏡ですから、片桐家は親子3人、穏やかで、よく笑って、丈夫に暮らしているんでしょうねえ。その感じ、すごくいいなあ、あやかりたいあやかりたい。そういうご家族の庭ですから、年を重ねるほどにいい感じに進化していくことでしょう。数年後が楽しみな庭が、またひとつ出来上がりました。

片桐さん、ありがとうございました。庭のこと、何かありましたらいつでも声かけてください。バーベキューやる時にはカメラマンとして呼んでくださいね。いい写真撮りますよ~!


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