釣り人が水面を見つめつつ水中の魚をイメージするがごとく、農民は作物の茎や葉を見ながら地中にある根の具合を想像します。
根、根っこ、ぼくらが普段目にすることのない地下世界で、目に見えている部分と呼応しながら同等に活動を続けている存在。根拠に乏しい、根性がない、根無し草、根気が足りない、根負け、根本的に間違っている・・・かく言う根っこの貧弱さは幸せな暮らしの根幹を脅かすことなり。逆に、根はいい子だから、性根が座っている、根っから明るいとなれば幸いなり。
ではいかにすれば健全な根っこを育むことができるのかということを園芸的に紐解くならば、そのコツは4つあります。