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すすきのひかり

すすきのひかりさえぎるものなし

種田山頭火
 
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本名、種田正一。山口県の大地主の家に生まれ、父は村の助役を務めるも妾を囲い芸者遊びに夢中になり、母はそれを苦に自宅の井戸へ身を投げ亡くなった。正一は10歳、引き上げられたその遺体を見た瞬間に受けた心の傷によって、彼の漂泊の人生が宿命づけられたと言われている。
名門高校を主席で卒業し早稲田大学へ進むも22歳で神経症のため中退し帰郷。生家は相場取引で失敗をし没落しており、24歳、家屋敷を売り父と酒造業を始める。27歳で結婚をし子供をもうける。
家業の傍ら28歳から山頭火を名乗って翻訳、評論などの文芸活動を始める。
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31歳、好きだった俳句を本格的に学び始め、34歳では俳句誌の選者にまでなるが種田酒造場が倒産、父は家出し兄弟は離散する。山頭火も妻子を連れて九州へ夜逃げ。熊本市内に古書店を開くが失敗。
36歳、弟が借金苦で自殺。
37歳、職を求めて単身上京し図書館に勤務する。
38歳、熊本の妻から離婚状が届き押印。
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40歳、神経症のため図書館を退職。翌年に関東大震災で焼け出され、熊本の元妻のところへ行き居候となる。
42歳、泥酔の末に市電の前に立ちはだかり急停車させる騒ぎを起こす。生活苦による自殺未遂であったと言われている。
43歳、出家。托鉢を続けること1年、俳句への思いが高まり法衣と笠に鉄鉢を持って放浪を始める(分け入っても分け入っても青い山)。食べ物の施しを受けながら俳句を綴る旅は7年続いた。途中46歳で四国八十八ヶ所を巡礼し、48歳で思うところあり過去の日記を全て焼き払う(焼き捨てて日記の灰のこれだけか)。
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50歳、深酒による疾病で旅が困難となり、句友の援助を受けて山口県の小さな草庵に入る。極度のアルコール依存症。7年間そこに居座り、第一句集『鉢の子』(まっすぐな道でさみしい)、第二句集『草木塔(何が何やらみんな咲いている)』、第三句集『山行水行』(ともかくも生かされてはいる雑草の中)、第四句集『雑草風景』(枯れゆく草のうつくしさにすわる)、第五句集『柿の葉』(藪にいちにちのか風がおさまると三日月)、第六句集『孤寒』(咳がやまない背中をたたく手がない)を刊行。
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57歳、1月に山頭火を慕う句友が彼を囲んで初句会を開く。翌月の日記には「所詮は自分を知ることである。私は私の愚を守ろう」と記されている。3月、母の四十九回忌に「たんぽぽちるやしきにおもふ母の死のこと」と詠む。7月、第七句集『鴉(カラス)』(寝床まで月を入れ寝るとする)を刊行。10月10日、再び句会が催された夜、句友たちの賑わいの隣室で酔い潰れたまま他界。コロリ往生だったという。
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最晩年の日記には「無駄に無駄を重ねたような一生だった。それに絶えず酒を注いで、そこから生まれたような一生だった」とある。他界の半年前に出した総集編的代表作『草木塔』の冒頭に、「若うして死をいそぎたまへる母上の霊前に本書を給えまつる」と刻んだ。
辞世の句は「もりもり盛り上がる雲へあゆむ」。
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すすきのひかりさえぎるものなし。毎年枯れ野を歩くこの時期になると、ふっと現れる山頭火。
 
庭の書斎にて山頭火にどっぷりと浸る。すると彼の人生と真逆の遠くに位置する、家庭の温もりがありがたく感じて。女房の無体な言葉もマドンナの子守唄に思えて。
→→→『横浜ガーデンデザイン!幸せな庭のレシピ』

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