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夏の夜のお楽しみ

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ルドベキア
花言葉 『正義』『公正』『正しい選択』・・・
花名の由来となったスウェーデンの植物学者オロフ・ルドベックが公平に研究を評価する性格だったことに由来する。 あなたを見つめる・・・花の様子が目のように見えるから。 『強い精神力』『立派』・・・灼熱の炎天下で元気に咲く姿から。
 ひと雨降って、ほっとしているルドベキア。 公園に自生し雑草と化した園芸品種は、 夏を謳歌している。 ぼくもまた、雑草化した園芸品種なり。 毎日情熱をたぎらせないと、心身が気候について行けなくなる季節。 10日ほども続いただろうか、 あの灼熱も、ひと雨降れば過去のこと。 強い陽射しにアフォードされて、本気モードをキープし続けるこの感じ。 やっぱり、夏はいいですなあ。
 この頃の夜明けは4時半〜5時。まだ薄暗いうちに家を出て、カメラ担いで里山がある大きめな公園をひと巡りしました。早くも数種類の蝉が賑やかに鳴き競い、日向の気温は30度に近い感じで、少し歩いただけで汗が流れます。それでも早朝の空気は爽快で、ぼくと同じく起き抜けに家を出てきた人影があちらこちらに。驚いたのは、30分ほどのほっつき歩きですれ違った十数人、その全員が80歳前後の方達で、ぼくが一番若い。犬に引っ張られて早歩きをする人、杖をつきながらゆっくり進む人、お孫さんのコーディネートなのか派手なスポーツウェアでジョギングをする人、農民の格好で畑に向かう人。皆さん総じて機嫌がよく、笑顔で挨拶を交わしました。
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 一年中こうして朝の散歩を楽しむ人はいて、コロナが始まってからはテレワークの運動不足を解消するためか、若者のジョガーが増えたものの、今朝はひとりも見当たらない。きっと前日の疲労を癒すためにゆっくりと睡眠をとっているのでしょう。若いうちは睡眠で疲労を回復できる。歳をとるとそんなに長く寝ていられないし、睡眠だけでは疲労回復を果たせなくなるんだろうなあと、我が身に照らしてそう思いました。疲労が単に身体の疲れならのんびり寝ていれば良いわけで、しかしある程度の年齢に達すると、体よりも、頭の疲労を重大なこととして捉えるようになります。
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 残り時間を考えるんです。だからいち日いち日のクオリティーを上げて暮らしたいし、今日を悔い無く、健康に、上機嫌で過ごしたいと、大真面目にそのことが人生上の課題の最上位に来るわけで、だから心のコンディションを整えるため、早朝に自然の中を歩き回るわけです。これは若い人にはピンと来ないであろう自然巡礼で、庭も同じ役割を果たすんだよなあと思った次第。もちろん若者には、若者にとって意義ある庭の存在が幸福実現に有効ですから、そういう設計を積み重ねています。ことに子育て中の夫婦が円満な日々を送る、笑顔が溢れる庭、日々自然を浴び、健康に親としての成長を遂げられるエネルギッシュな庭とか、それぞれのご家庭に幸多かれと思いを込めて。そして老人の域にまで辿り着いた強運の者には、人生の仕上げを彩るような庭を、などとイメージを巡らせてきました。
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 人生の仕上げを彩る庭。人それぞれながら、終盤に差し掛かるといろんなことが不足してきます。たくさんの幸福な時間があったにもかかわらず、それらは過ぎ去り、気がつけばポツンと一軒家、ポツンとひとりきりになっている。子や孫と同居していたとしても同じことで、家庭での役回りは、かつて自分が戦い勝ち抜いてきた試合を、外野席から静かに観戦しているみたいな。求められるのは言葉少なに微笑んでいる老人像。それが賢く生きる高齢者がたどり着く家庭内でのニッチなわけで、それこそが賢者の証しなのでしょう。自分はこれから、やはりそこを目指すのか?・・・多分違うんですよね。どう考えても賢者の部類ではないし、一生現役が理想だし、自分の祖父もそうだったし、父も少々ボケてきたとはいえ地道に家業を続けているし。
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 弟は実家で整骨院を、妹は実家近くに家を構えて福祉の仕事とお好み焼き屋、そして長男のぼくは家出をして、流れ着いた横浜で自営業。我らは三代目自営ソールブラザース。気がつけばそれぞれが同等に歳を重ねて中高年となりました。たまに連絡が来て、父ちゃんがボケてきた、母ちゃんがまた被害妄想みたいなことを言って困っている、と、元気ながら周囲を手こずらせている話ばかり。こうして故郷を離れて好き勝手をしている長男坊としては、いいじゃないか、それが幸せってことだよと言いたいけど、 多少の負い目があるからそうも言えず、ひたすら「そりゃあ大変だねえ、よろしく頼むよ」とグチ聞き係。実際幸せなことですよ、高齢となった両親の面倒を見ながら暮らすってのは。その苦労も、心配も、生きてるうちの華なのだから。
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 さてと、現場も設計もいい調子。この好調をキープするために、季節とがっちり並走することを心がけ、明日も薄暗いうちに家を出て、散歩か、あるいは仕事をしましょうか。どっちも楽しいので、どちらでもいいのだ。そうそう、この頃ハマっているのがセブンのざる蕎麦。蕎麦を食うと田舎の夏を思い出す。近隣農家の親父たちは『朝飯前』と言って、薄暗いうちに田んぼの水を調整に行く。それが済んだら前日の残りの冷や飯と味噌汁で作った雑炊を丼一杯かき込んで、梅干しの握り飯と水筒を持って畑に行く。シンプルな食生活。夏はこれがいいのですよ、蕎麦とか素麺とかおにぎりとかが。水分補給は井戸水がベスト。毎朝立ち寄るコンビニには井戸水は売っていないが、ボルヴィックを買ってサーモスに移す。あれはですねえ、微妙に井戸水っぽい味がするのです。

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