青葉区もえぎ野、10年ぶりのガーデンリフォーム。設計を始めて程なく手が止まって、頭は時空のワープを始めました。10年前のこの庭にまつわる出来事と、花いっぱいな現状から見て取れる10年分の物語が、お盆の時なんかに出す(なんて言うんでしたっけ、影絵がクルクル回る提灯)あれみたいになっちゃって。
浪漫主義→→→印象派
再びもえぎ野公園へ。
スイレンの葉を散歩する野鳥に遭遇。ん、こやつはバンではないか。
伴宙太(巨人の星)、番場蛮(侍ジャイアンツ)、
ババンババンバンバン(ハビバノンノン)、
以前港南区の公園で見かけて検索し、変な名前なので記憶していました。
頭が赤いのが成鳥(雌雄同色)で赤くないのが若鳥です。
ピントを合わせながらしつこく追いかけていたら、茂みにうぶ毛の生えた幼鳥を発見。
この公園は、言わばモネの庭付きの広大な住居ですね。
鳥でも人でも、家族の情景というのはほのぼのしますなあ。
いわふちさんは超ロマンチストですよね。でも今回はロマンが溢れて手に負えなくなってきたから、一度スッキリと整理整頓がしたいんですよ。だからロマンチックじゃない設計をお願いします。
なるほど、ではそのようにいたします。ロマンチックが止まらない性格をグッと抑えて、この庭に新たなロマンを描くための真っ新なカンヴァスをご用意すればよろしいのですね。
ほらほら、それがロマンチストだっていうの(笑)
そ、そうですかね。
10年間の濃密な泣き笑い、つまりは幸せが積み重なった庭を仕立て直して、舞台は次の幕が上がります。
かの画家にして造園家クロード・モネも、情熱的にそれを、泣き笑いを繰り返しながら、人生の楽園を仕立て上げたのでありました。