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見晴らしのよいデッキ-渡邊邸
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見晴らしのよいデッキ-渡邊邸

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横須賀ファミリーガーデン( 渡邊邸 1)

さあてと、やっとできあがりました。えっ、何がって。ブログに使う写真の整理です。完成したお庭を撮影させていただいて、撮る時は夢中なのでやたらにパシャパシャとシャッターを切りますが、その枚数が多いほど帰社後の整理(仕分けと色と解像度の調整です)が大変で。大変といっても大好きな作業なので楽しいひとときなんですけど、ただ設計作業や他の仕事のペースを落とせないので、けっきょく夜更けや明け方にパソコンとにらめっこしながらということになります。で、目が・・・。歳ですねえ。目が疲れてしまって、アリナミン飲んだり目薬さしながらやってます。そうそう、ロート製薬のロートアイストレッチという目薬はすばらしく効きますよ。これに変えてから目が痛くて眠れないということが無くなりました。目を酷使する仕事の方は一度お試し下さい。

では始めましょう。今日からご紹介するのは横須賀の渡邊さんのお宅です。とっても横須賀らしいファミリーガーデンができあがりました。

見晴しのいいウッドデッキ、デッキ下の果樹園&ガーデニングエリア、バーベキューテラス、その奥のガーデニングエリアという構成です。

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果樹園&ガーデニングエリア
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展望ウッドデッキ
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バーベキューテラス
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ガーデニングエリア
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横須賀生まれの横須賀育ちで、今は医療関係の学校の先生をされているご主人とあれこれ打ち合わせしてできあがったプランです。設計しながら私自身うらやましくて仕方ありませんでした。こういう庭が欲しい!いつかはこういう暮らしがしたい!!

我が身、我が暮らしを嘆いてもしかたのないことなのでやめますけど、それくらいこのプランは私にとっての理想の庭、あこがれの庭なのです。ちなみに妻カオリの理想の庭は違っていて、庭石と縁側がある庭だそうで、これだけ連日いっしょに庭の仕事をしていても庭に対する意見が合わない。・・・まあその話は別の機会に取っておきましょう

傾斜地にはウッドデッキ( 渡邊邸 2)

隣地の宅地造成に伴ってリビング側の庭スペースを買い足し、それまでは通路だけだった場所がひろがったので、そこにどういう庭をイメージするかというところからプランが始まりました。
ビフォー・アフターが多いので、3日に分けてご紹介します。

まずはドドーンとウッドデッキ。

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土地を買い足して『過ごす場所』を確保するのに十分な3メートルの奥行きができましたが、問題は傾斜。ご覧の通りでスキー場のようなスロープになっています。こうなると発想としてはウッドデッキ。とにかく場を平らにしないと過ごせませんから。

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どうせなら大勢集まれるように広くつくりたいということで、正面の出窓の前のフェンスを撤去して駐車場の上に一部張り出しました。

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After3

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明日も引き続いてウッドデッキのビフォー・アフターをご覧いただきます。

展望大宴会場( 渡邊邸 3)

傾斜地にはウッドデッキ。

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After4

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駐車場の上にも張り出して。

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After5

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道路をはさんで小学校のグラウンドなので、抜けがよくて空の広さを感じます。周囲の山にはまだ手つかずの自然が濃く残っていて湯河原の別荘地みたいで、その眺望を満喫しながらの広いパーティースペースができあがりました。和風に言うと『屋外展望大宴会場』。

次はリビング前のバーベキューテラスです。

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塀にさえぎられて内部が見えませんけど、それは明日のお楽しみということで。

心地よい強制・誘導( 渡邊邸 4)

昨日のビフォー・アフターで壁で見えなかったバーベキューテラスの内部はこうです。

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宅地造成中だった隣地に家が建ったこともあって、まるで違う場所みたいでしょ。でも、よーく見てください、ちゃんとビフォー・アフターなのです。

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そしてこのバーベキューテラスの奥がガーデニングスペースになっています。
この奥の、家の裏側で鶏を飼っていらっしゃるので、その世話をするためにここは毎日通ります。ですから草花の手入れも日課になるのではという期待を込めてゾーニングしました。

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いつも見える位置で、毎日そこを通る。そういう場所でガーデニングを楽しむように設定すると、たいがいうまくいくのです。これは手入れという行為をある程度強制するデザインで、このように行為や動きを強いることもデザインの重要なテクニック。「強いる」、「強制する」というときついので、「心地よく誘導する」の方がいいでしょうか。
目には見えないこういうことがうまく構成されている場所は、庭に限らず、ホテル、デパート、公園など、とっても気分良く過ごせるものです。そうそう東京ディズニーランドはこういったテクニックの集大成と言える場所で、アイデア、テクニック、成功事例の宝庫で、設計やデザインに携わる人たちの、そういう意味での聖地となっているのです。お子さんにせがまれて何度も行っているお父さんお母さんはそんなデザイン的な観点で散策するとまたちがった楽しさや感動を味わえるでしょう。
・・・そういえばうちもせがまれているのでした。

ガウディーの言葉( 渡邊邸 5)

昨日までプラン図とビフォー・アフターをご覧いただきましたので、今日から各エリアを解説していきます。
まずは展望大宴会場、ウッドデッキ。道路からの全景はこうです。

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隣地側の土地を買い足して建物からの出幅を3メートル確保できたので、家族で過ごすには次の写真の面積があればゆったりと楽しめます。デッキでもテラスでも、『過ごす』場の確保は直径3メートルの円が描ければ大丈夫なのです。

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ここでご主人のイマジネーションが働きました。「駐車場の上の空間も我が家なんだから、そこを使ったらもっと大勢集まれるデッキがつくれますよね」。すばらしい!その瞬間、ついつい効率的なゾーニングばかりに意識がいってしまって「もっと大勢で」とか「空間も我が家」という発想がなくなっていた自分を反省。
で、こんなふうに駐車場の上にデッキを張り出しまして、

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広々ウッドデッキができあがりました。

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これで3~4家族でのパーティーができるスペースが確保され、ロケーションの良さと相まって、開放感たっぷりで心地よい風と空気を感じられる場所になりました。

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ガウディーの言葉「人は物事を平面で考える。天使は立体で考える」だったかな。「空間も我が家」「もっと大勢で」というご主人の発想に、わたしの縮こまっていた設計頭が揉みほぐされました。感謝です。

『デザイン』( 渡邊邸 6)

スキー場のようなスロープ上につくったウッドデッキ。さらにその下にスペースがあって、そこを有効利用するために果樹園っぽいガーデニングエリアにしました。そしてそこへのアクセスとしての階段。
設計段階ではアンティークのはしごを提案していましたが、降りやすさを考えてご覧のようなしっかりした手すり付きの階段に変更となって、こうして見ると用事もないのに降りていきたくなる感じで、大正解の変更でした。

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次の写真、扉は元気いっぱいの2匹のワンちゃんが飛び出さないようにというご主人の要望で設置することになりました。これで、この広々デッキは普段はワンちゃんたちの遊び場。
それから、これは機能的なことではなくてイメージなんですけど、この扉に存在によって、ウッドデッキに『独立した部屋』という印象が生まれました。この部屋っぽい感じを演出するということについては明日さらに。

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立水栓です。もともと出窓の前の通路にあった立水栓を器具を新しくしてデッキ上に持ち上げました。

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いつもの宝泉の蛇口です。これはコガラ。コガラが飛び立とうとする寸前に全身に力を溜め込んでいる姿を彫刻したものだそうで、こういう、ただかわいいとかきれいではなくてストーリー性のあるデザインであるというところに強く惹かれています。おまけに使いやすい。一見同じように見える小鳥の蛇口の把っ手でも、他社の製品とは根本的なデザイン性が全然違います。このことに気付く人はかなり少ないとは思うのですが、でも気が付かなくてもこういう優れた造形物に囲まれて暮らしていたら、きっとその優れた方向に導かれるのではないかと。たぶん、そういうことってあるんです。
人間が意志を持って創造した全てもの物にデザインが存在し、その物の機能とは別に、そのデザイン性が人間を幸福にも不幸にもする。『デザイン』という視点を持っていることが、幸福へ至る道の通行手形かもしれません。

部屋っぽい演出( 渡邊邸 7)

ひろーいウッドデッキ。そこを居心地のいい場所にしないと、ひろーい無駄な場所になってしまいます。居心地を良くするポイントは3つ。1、周囲の視線が気にならないこと。2、いつ行っても座れること。3、立体的な(部屋っぽい)空間構成がなされていること。
特に見落としがちなのが3で、適切な目隠しや座り心地のいいイス・テーブルを置いても、場が平たんなステージでは落ち着けないもの。目線より高い壁や頭上にかぶるパーゴラ、木陰を落とす樹木などがあることで居心地の良さは格段に高まるのです。

今回の場合は隣地側の木工フェンスがその役を果たしています。そしてそこにベンチとマリンライトと木製物置で風景をつくり、部屋っぽい演出をしました。

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こういう場合にうってつけの、タカショー『e-ウッドストッカー2型』。

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デッキの一部に背より高い木製の壁とフォーカルポイントがあることで、ひろーいデッキ全体に空間的な厚みと居心地の良さが生まれました。

ノイズのはなし( 渡邊邸 8)

ウッドデッキの撮影をしながら『音』について考えました。
ご覧の通りで、道路をはさんで小学校のグランドで、風景としての抜けの良さとともに、元気な子どもたちの歓声が広いそらに響き渡っていて、無邪気なエナジーのシャワーを浴びているような心地よさといいますか、ここにいるだけで元気がみなぎってくるのを感じました。

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庭にいて聞こえてくる音は、大きな楽しみの要素。虫や鳥の声、風が揺らす木の葉の音など、室内では感じられない心地よさを味わえるのです。

もう何年も前の話ですが、ここと同じように小学校に隣接した庭で『防音』を依頼されたことがありました。結果的にはお役にたてなかったのですけど、音ってむずかしいものだなあと感じました。そのお客さまは小学校から聞こえてくる歓声がいやでいやで、引っ越しも考えるくらいそのことを悩んでいたのです。同じ音をある人は心地よく感じ、ある人にとってはそれがストレスになる。もちろん程度問題ですけど・・・。

これはあくまでも私の経験的な見解ですが、子どもの声を『ノイズ』と感じるのは自分が弱っていたりバランスを欠いているときです。子どもは泣きわめいたり大声で笑ったり、突然奇声を発したりするもの。子育てが過ぎてみれば分かることですが、(子育て真っ最中にはさんざんイライラさせられましたけど)うるさくない子どもだったらそのほうが大問題です。
現代人はノイズに対する耐性が弱まっているといいますが、それはおそらく『耐性』という耐える力が弱くなったというよりも音を聞き流す鈍感さが薄まって、何かと過敏になってきているということでしょう。鈍感でいいんですよ鈍感で。子どもの声をノイズと感じてイラッとするのは自分の状態が良くないのだということ。自分の子でもよその子でも、子どもたちの歓声に思わず顔がほころんでしまうような、そんな自分をキープしながら暮らしていたいですね。

全国2位!・・・おはずかしい( 渡邊邸 9)

ウッドデッキのとなり、リビングの前に、デッキから一段上がる高さでバーベキューテラスをつくりました。

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リビングルームの外なので、部屋が外に広がった感じを出せたらいいなと。で、テラスの床面を持ち上げて小さい段差で出られるように設定したのです。

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頭上のパーゴラに情感たっぷりなマリンライト、

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そして床面とベンチには幻想的なLEDのブルーライト。前回の清水さんち同様、まだ夜の撮影ができていなくて残念ながらライティングの感じはご覧いただけませんけど、近日中に必ず。

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ウッドデッキとは対照的にこもった感じでくつろげる『外の部屋』ができあがりました。
「あぁ、我が家にこんな場所があったら・・・」撮影が完了してからベンチに寝転がって、仕事で寝不足だったせいもあってスーッと昼寝をしてしまいました(10分くらい)。きもちよかった。もし我が家にこんな場所があったら、きっと仕事に行かなくなるでしょう。忙しい日々でかなり疲れがたまっているせいでしょうか、地球上にここよりも快適な場所をイメージすることができないほどの快適さ、居心地の良さを感じました。

すばらしい葬儀でした( 渡邊邸 10)

居心地の良さを実現するためには『立体構成』が必要。ウッドデッキでも部屋っぽい構成を意識したという解説をしました。
ここ、バーベキューテラスは開放感を満喫するウッドデッキとは対照的に、こもった場所にしたかったので、デッキよりもさらに強い構成が必要で、今日ご覧いただくパーゴラはこういう場合に最適なアイテムです。

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どうですか、この風景からパーゴラを無くしてイメージすると『こもった感じ』がしなくなるでしょ。

ベンチに寝転がって見上げるとこんな感じです。

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使用したのはタカショーのカナディアンパーゴラ。
その中央にいつものマリンライトをぶら下げて、『ヨコスカンスタイル オープンエア ファミリールーム(長い)』ができ上がりました。

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珍事!全国1位!・・・( 渡邊邸 11)

ここんとこすっかりお馴染みになった囲炉裡です。ワンパターンとのスタッフからの声を「いいものはいいのです!」とキッパリと打ち消しながら提案し、つくり続けています。普段「同じものをつくり続けるなてデザイナーの恥じゃー!」と言っているのに大矛盾。わかっています。わかっていますがやっぱりいいものはいいのです。こういうのはワンパターンではなく『スタイル』、ということにしといて下さい。

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円形の囲炉裡を輪になって囲むイメージ。

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そして小学校側からの光と開放感も感じながら、ゆったりのんびり過ごす家族の時間。

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そして辺りが暗くなってくるとその上質な時間は最高潮に。そんなシーンをイメージしてライティングを考えました。

ベンチと左右の床面にLEDのブルーライト。そしてパーゴラの中央にマリンライト。

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夜になるとカーテンや雨戸を閉めるのが一般的ですけど、リビング外のこの仕立てで、暗くなったらカーテンを開けてリゾート気分を味わい、さらに外に出て過ごしたくなる、そんな場所に仕上がりました。

ガーデニングエリア( 渡邊邸 12)

バーベキューテラスの奥がガーデニングエリア。

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全体に緩いスロープなので、階段を付けながらの円形通路を設けました。歩く場所以外は植える場所、という構成の仕方です。

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円形通路の中心点にシマトネリコの株立ちを1本。これによってこの場の厚みが生まれます。ここでも『場の厚み』、デッキの木工フェンス、テラスのパーゴラと同じ役目を果たしているということです。

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階段は囲炉裡と同じヤキスギレンガで、通路はコンクリートそのままだと味気ないので表面を洗い出し仕上げにしました。

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きれいなカーブ。熱心に施工してくれたカズくん(福島県出身、若いのにとびきりの腕を持った職人さんです)ありがとう!

ヨーロッパゴールド?( 渡邊邸 13)

ガ-デニングエリアの樹木です。

中央にシマトネリコ。室内の観葉植物としても人気が高い木で、一年中ツヤツヤとした明るい緑の葉が、庭全体を華やいだ雰囲気にしてくれます。それとこの位置は出窓の正面で、ダイニングルームから外を見たときにお隣の外壁がドーンとあるよりも、その手前で風にそよぐ木があったらいいなあ、そんなこともあってここに植えました。

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バーベキューテラスの塀の外にシャラノキを植えました。これが成長してパーゴラに被るようになると、テラスの居心地がまたひとつアップします。
春の芽吹きが何とも美しいシャラノキ。今はまだかたい新芽から、ある朝ポッとバナナムシ(バナナムシ、ご存じありませんか?小学生はみんな知っていますから教えてもらいましょう)みたいな鮮やかな葉が出てきて「あぁ・・・、春が来たんだなあ」と。で、翌日にはもう普通の葉っぱの色になってしまいますので、お庭にシャラが植わっている人、お持ちじゃない方は近所のシャラノキを探して観察して、芽吹きたてのシャラの葉の美しさを楽しんでみてください。

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後はアクセントでコニファーを3種類。

エレガンテシマ。

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ブルーエンジェル。

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そして問題はこれ。ヨーロッパゴールドを注文したのに、どうも違う種類のようです。職人さんに聞いても「???、あれえ、おっかしいなあ」。植物図鑑で探してもピタッとくるのがないし、でもまあいい感じだったのでそのままにしています。これがどう成長するのか楽しみというか心配というか・・・、まあたまにはこういうこともあります。

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今日は土曜日。薄曇りでズッシリと寒さがかぶさってくる感じの空気です。私は設計作業とお客さまとの打ち合わせで仕事に熱中の1日ですが、休日の方は寒さに負けないで家族で出かけませんか。円海山、湘南、山でも海でも『春を待つ風景』を楽しみましょう。
この『春を待つ風景』みたいなことが、A型、魚座、天王星人+で雪国育ちの私にはツボでして、春そのものよりもはるかに心を動かされ、30年近く撮りためている写真を観ても春を待つ風景(つまり冬)に、今でもグッと来る名作(まさに自画自賛)がたくさんあるのです。そういうのもご覧いただきたいんですけど、整理が大変で・・・、まあいずれ。
『冬を待つ風景』『夜明け前』『恋の予感』、そういうまだ始まっていないけど何となく、かすかに、もしかしたら、てなところにあるイマジネーションの世界。いいんだなあそういうの。

リゾート感の演出( 渡邊邸 14)

スロープと駐車場に張り出したウッドデッキと道路との間に残った3メートル×4メートルのスペース。ここもスロープです。
さあこの場所をどう提案するかと考えたときに、まずは行きやすいこと、そしてそこに行く用事を設定しなければと。で、果樹を植えれば年に何度かは必ず手入れや収穫に行くであろうと思い、柑橘類を何本か植えることにしました。地面が傾斜していること、日当たり風通しがいいこと、柑橘には最適な条件です。それと行きやすさは当初アンティークなハシゴをイメージしていましたが、もっと降りやすいようにということで、手すり付きのしっかりした階段に変更。

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階段脇のドラセナと

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ソテツ(既存のものを移植、少々弱っています)、

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道路際に植えたブラシノキ、この3本でリゾート感を演出。

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数年してそれぞれが倍くらいに成長したらまさにリゾートホテルの雰囲気を楽しめることでしょう。

気が付いたらジャングルに( 渡邊邸 15)

デッキ下のその他の樹木です。

ヤマボウシ
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ハナミズキ
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ゲッケイジュ
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キンカン
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ユズ
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レモン
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全て小ぶりですが、まあ庭のスタートとしてはこのくらいでいいんじゃないかなと。デッキやテラスを満喫しているうちに、日当たり風通しが良好なこの環境なら、気が付いたらジャングルみたいになっていることでしょう。

さっ、今日も張り切って設計設計!オニのように仕事が溜まっていて、・・・お待たせしているみなさん申し訳ありません。もうすばらく首をのばしといてください。一軒一軒ベストな設計を心掛けてがんばってますんで。

横須賀について( 渡邊邸 16)

渡邊さんちの草花をご覧いただきながら、横須賀について。

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横浜中心に仕事してますが、時々横須賀のお客さまもいらっしゃいます。港南台から自然豊かな風景を楽しみながら横横で20分で、音符 トンネル抜けると~海が見えるから~音符 の横須賀。もと左翼(今は家庭内左翼)の妻は今でもその海に浮かぶ軍艦に興奮し、街を歩くいかした米兵さんを指差して「アメ○だ~!*+※△○◆~!!」と叫んだりするのでとても危険なのです。国大時代にセクトでつるんで横須賀にドライブし、夜中に基地のゲート前まで行って警備兵にメンチ切って帰ってくるというまったく意味不明な行動をしていたらしく、まあ青春だったわけです。

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私はといえば、横須賀中央駅前の、港に面した公園の設計をお手伝いしたり(18年前)、その公園に隣接するデパートの催事場で観葉植物を使った仮設庭園をつくったり(20年前)。今よりも古い横須賀、ドブ板、スカジャン、ネオンサイン。タイガー&ドラゴンで歌われているような、バイオレンスとスエた臭いの印象がありました。
それが今やイメージ一新!トンネル抜けてからどんつきの三笠公園、さらにその先のショッピングセンターが建ち並ぶあたりまで、ホノルルからワイキキへの風景を思い出させる気持ち良さです。ドブ板横町も今では名前だけ、ドブ板のイメージはもうありません。

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再開発で町並みが整備されたことで、横須賀の印象は一変しました。
それとは別に横須賀をイメージアップさせたのが、そう、小泉さんと孝太郎君。明日はその話を。

湘南の軽井沢、横須賀( 渡邊邸 17)

で、昨日の続きですけど、小泉さん親子のことです。お父さんは『変人』からスタートした総理大臣の職務を、途中何やかやと言われつつも終わってみれば田中角栄以来の人気者。その息子の孝太郎君はどこまでもさわやかに、好感度が高いままでしっかりと芸能界に生き残っています。

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実は渡邊さんちのお父様が小泉元首相に感じがそっくり。最初ややぶっきらぼうで、こちらがオタオタする場面もありましたが、実は何事にも興味津々で話し好きで、でいて、しっかりと揺らぐことなく我が道を飄々として歩いていく、そういうタイプ。「小泉さんに似てるなあ」と妻と話しました。そして今回設計をご依頼いただいた息子さん(ご主人)がまた上品でおだやかで、孝太郎君とイメージがだぶるのです。

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きっとこれが横須賀人気質なんだと思いました。基地を抱えた半島の街にどういう歴史があったのかは詳しく知りませんし、基地以前から受け継がれて来た文化がどういうものなのかも知りません。でも今、とってもイイ感じです。街も人も、それに加えて豊かな自然がふんだんに残っている。

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今回の仕事で「将来横須賀に住むのも悪くないなあ」そう思いました。もうすでにタイガー&ドラゴンは昔の話。イイ感じ、で、これからもっと良くなる。そんな予感を感じました。10年後、横浜よりも鎌倉よりも、「横須賀に住んでみたい」という時代が来るような気がしています。そういえば知り合いの中さん(ブログの最初の方に登場しています)からの年賀状に「日吉から横須賀に引っ越しました。湘南の軽井沢と私が勝手に言っている、なかなかいい所です」とありました。さすが中さん、時代を見る目があるなあ。


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