その庭スペースには何部屋分の広さがあるでしょうか。分割して考えることで、生活空間としての利用法が浮かびます。
Graceland Style 9
庭の間取りを考える






全体をひとつの広場と捉えてはいけない。




ここは植物を楽しむ部屋、ここは本を読む部屋、こっちは食事をする部屋というふうに個別に意味を持たせてから組み立てると、庭にその部屋数だけの楽しみが生まれます。
建築時に間取りを考える時には、リビング、キッチン、ベッドルームなどその部屋の目的が名付けられています。庭も同じように BBQスペース、昼寝の場所、畑、書斎(仕事場)、物干場など、用途をはっきりさせてから区分けと組み立てをしてください。
部屋を間取るのと違う点は、室内からの眺めも大事だということ。掃き出し窓をカンヴァスに見立てて、そこに、庭へといざなってくれる風景を描けば、庭の各部屋が日々有効に機能しますので。