ティータイム『果樹の楽しみ』
秋が深まり、柿の色も深まってきました。

子どもの頃は迷うことなく頂戴してその場でかじったものですが、すっかり大人になった今となってはさすがに手が伸びず、口の中に蘇る味わいの記憶を楽しむだけ。

そろそろ田舎から、ダンボールいっぱいのさわし柿(焼酎で甘くした渋柿)が届く頃なので、それを楽しみに待っています(実家の庭に、両腕が回らないほどに太く成長した柿の大木があり、毎年渋柿が鈴生り。子どもの頃は幹の直径が10センチほどでした)。

あなたも幼い日の記憶に、柿、梅、蜜柑、栗、無花果など、庭の果樹が登場するのではないでしょうか。

実の生る木は縁起がいいと申しますし、もしも庭に余地があればいろいろと植えてみてください。将来の支えとなる幸せな記憶を日々海馬に蓄積中の、子どもたちのためにも。