風と共に去りぬ(原題:Gone with the Wind)に出てくる名言。時代の荒波と運命の悪戯によって何もかも失い絶望の淵で泣いていたスカーレットが、再び立ち上がる時に発した言葉です。Tomorrow is another day、直訳すれば「明日は別の日」。それを「明日は明日の風が吹く」と訳した人は、なかなかですね。
庭のことだま『Tomorrow is another day』
風が穏やかな日はそれだけでありがたし。
北風小僧よ、師走でみんないそがしいんだから、
コタツで飴でもしゃぶって大人しくしとけ。




今日は今日の風を浴びながら、サングラスを投げ捨てたキューちゃんのごとくにスパートをかけます。それでも残り時間を考えると、年内にという約束を果たせそうもない方々どうかお許しを。決して明日は明日の風が吹くなどと開き直るわけではなく、風と共に去るつもりもなく、必死のパッチで今日に集中しつつ、ひとつひとつを丁寧に進めておりますゆえ、なにとぞなにとぞ。
いやあそれにしてもスカーレット・オハラは美し過ぎて君が怖い、ちょっと性格的に強烈すぎです。そりゃあレットバトラーも逃げ出しますわいな。なんで要所要所でもっと素直に、普通に振る舞えなかったのか。ふたりの円満な関係以上に価値あることなどないと気づいたら時すでに遅し、バトラーは背を向け風と共に去って行ったのでありました。感動を煽る音楽とは裏腹になんだか後味が良くなくて、ぼくは数十年前に何に感動したのか、もしかしたら壮大な映像と音楽だけで、内容は何も把握していなかったのかもしれないなあと思った次第です。まあ淀長さんが大絶賛していたし、まだガキンチョだったし、時代は変わったし、ぼくも変わったし、なので仕方なし。でもね、原作はどうであれ、苦難の果てにはハッピーエンドを用意して欲しかった。いろいろあったけど、ふたりでタラへ向かうという結末なら感動で大泣きしたに違いないのですが。
あ、YouTubeで字幕付きのを全編観ることができるんですよね。無風で妙に暖かだった夜の庭でそれに気づき、金曜から夜更かししてしまいました。