次の設計の測量作業を終えてふと見ると、向かいの空き地に咲く一群のスイセンが太陽を背に受けて光っていました。
横浜は連日暖かい

北国からは厳しい寒波のニュースが届くものの、横浜の庭は連日暖かい。毎朝暗いうちに家の前の除雪をしている実家に思いを馳せれば、少々の申し訳ないような気持ちと、せっかくの陽射しを楽しもうと思う気持ちがハーフ&ハーフな夜明け前。
日が昇り、仕事に取り掛かれば、申し訳なさは消えてうれしさ100%となります。なんて過ごしやすい冬なのでしょう。
ゼウスよ、どうかこのままで、今年は穏やかに。
学名の「 Narcissus(ナルシサス)」は
美少年ナルキッソスと森の妖精エコーの、
ゼウスによってもたらされた
あの悲しい神話に由来するそうな。
だから花言葉は「自己愛・うぬぼれ」。
ただし白いスイセンは「尊敬・神秘」。
それはともかく、この花は
ギリシャ時代に咲いていて、
その姿によって人々に物語を紡がせたわけです。
太陽を背にうけて
北を目指して進むぼくの肩に、陽射しは励ますように幸せなぬくもりをくれる。振り向くと光が強すぎて泣けてくるから、前だけを見つめて。水面はキラキラと手招きをしている。ぼくはいつもいつも、こうして太陽に従って歩いている。
この感じをきみに贈れたらいいのになあ。こんなふうに、お日様みたいな曲が出来上がったら届けるよ。
北へ向かって進むぼくの肩に、陽射しは励ますように幸せなぬくもりをくれる。振り向くと眩しすぎて泣けてくるから、前だけを見つめて。水面はキラキラと手招きをしている。ぼくはいつもいつも、太陽に押されて歩いている。
きみに話せる物語が出来上がったら届けるよ。この同じ太陽の光が、きみにも降り注いでいることを願う。
肩に感じる陽射しはぼくを幸せな気持ちにしてくれる。でも振り向かない、泣けるから。水面に映る光に導かれて進む。太陽を背にうけて、とてもいい気分で。