「庭の探究」あるいは「庭をめぐる冒険」☞ ☞ ☞ Garden Quest 。パソコンが壊れてブログを書けなかった間に再開できたら書きたこと、やりたいことが次々浮かびまして、これはそのひとつ。新カテゴリーで、これまで撮りためてきた写真を整理整頓しつつご覧いただこうという企画です。自分で見返しても軽く感動する庭たちの姿をお楽しみください。
それぞれの庭にあった宝物をついつい置き忘れてきたように思ったものですから、そこに再訪して確かにあったそのお宝を探し出す旅。つまり自分がその都度夢中で生み出した庭の探究、庭をめぐる冒険に出かける、そんなイメージでのスタートです。
「庭の探究」あるいは「庭をめぐる冒険」☞ ☞ ☞ Garden Quest 。これをカタカナ表記にする場合「ガーデン・クエスト」か、あるいは「ガーデンクエスト」か。中黒「・」を入れた「ガーデン・クエスト」にすると生真面目で堅苦しいニュアンスが滲みます。入れずに「ガーデンクエスト」にした場合は「ドラゴンクエスト」を連想させるためか、これから始まる庭物語のタイトルとしてはいささか軽すぎる気がする。
これなんですよ、これ。後で考えたらどうでもいいようなことに引っかかってしまう癖。しかし、実はこれが庭を思い描く時には欠かせない思考回路なのです。庭に対して多くの人が漠然と夢を持っているわけで、けれどその夢をカタチにするのは家を設計するのと同じく、その漠然としている亜空間に鮮明な世界を生み出す作業ですから、描き手としては全体から細部までいちいちこだわるというか、プロセスは非効率の積み重ねなのです。
それは研究者が(例えば「蝶の目には世界が何色に見えているのか」とか、一般人には誰も興味も持たれない事柄に)ある仮説を立ててから、その実証に膨大な時間と情熱を費やすのに似ているような気もします。庭とはそういうもので、そこに興味を示す人の割合と言ったら、見方にもよりますが数%か、もしかしたら0.01%、1万人に1人かもしれません。さらにひとつとして同じ条件の庭はないわけで、だから完成した庭に埋め込んできた宝物の価値たるや、ガーデン・マニアックな世界を超えて光り輝く貴重さがあるのだと、ぼくはそう思っています。それは誰が見ても、すごい!美しい〜!その手があったか!楽しそう!夢の世界だ!などなど、何らかのインスピレーションを受け取れるものであると。
庭をめぐる冒険、Garden Quest 。さてと、振り出しに戻って「ガーデン・クエスト」か、「ガーデンクエスト」か。つらつら考えていたても仕方ないので、こんな時には一休み一休み。一旦やりかけの設計作業に頭を切り替えて、この件は後回しにしました。
時間を置いて再考。
ポク・ポク・ポク・ポク、チーン!おお、一休様ではありませぬか。遠路お越しいただき恐縮です。
ソモサン(如何に?) イワフチよ、自分で「後で考えたらどうでもいいこと」とわかっているのに、なぜそれほど時間を費やすのだ?
セッパ(説破/論破して進ぜよう) どうでもいいことに時間を費やすことが庭を思い描くことなり。そこをどうでもいい場所にしないために。
即座に答えられたものの、アニメとは違ってなかなか一休禅師を説破するなどできません。禅師は不服顔で、こう言い捨てて去っていかれました。「アホらしい、だったらカタカナ表記を止めればいいじゃないか」。
なるほどなるほど、確かにその通り。では『 Garden Quest 』でまいりますか。一件落着〜。
家に帰って庭の書斎で新カテゴリー Garden Quest 用の写真をチョイスすることから作業を開始。冷えた空気と静寂、その神聖な雰囲気が冬の庭の利点です。春は新緑にトキメキ、夏は夜風に安らぎ、秋は虫の声に情緒をかき立てられ、そして冬の庭では霊性の世界に引っ張り込まれるような瞬間が訪れたりするる。
・・・来た!テーブルに置いた電気ヒーターで手を温めながらパソコンをチクチクしてたら、唐突に、突然に、閃光が走るようにやってきました奇跡の瞬間。ミューズの降臨です。
イワちゃんお久しぶり〜。
ミューズ様、いつも突然いらっしゃいますね。ラブストーリーは突然に。ある日突然ふたり黙るの、あんなにおしゃべりしていたけれど・・・
いいからいいから、そういうのはいいから。私は忙しいのよ。次は早苗ちゃんとこ行って、さらにメイクのレベルを上げさせたいし。一気にチャーミングになったでしょ彼女。それが済んだらアテネに戻ってすぐにミラノへひとっ飛び。モンクレールとコラボした五輪の開会式を成功させなきゃならないから。
恐れ入ります。
だからもう行くわよ。そうそう、Garden と Quest の間に『 Re -』 を入れてごらんなさい。じゃあね、マッタネ〜。
ミューズ(ギリシャ神話に登場する、芸術・創造活動に関するインスピレーションを与えてくれる女神様)は年に何度か降りてきてくれます。他には聖ジョン・レノンもちょくちょく。こないだなんかニーチェとユングがほろ酔いで腕組んでやって来ました。おっといけないいけない、せっかくのミューズ様のお言葉をしっかり受け取らねば。
Garden と Quest の間に『 Re -』を入れる。Garden Re- Quest 。「庭の冒険を再び」と「ガーデンリクエスト」のダブル・ミーニング。素晴らしい!素晴らしすぎる!!
てなことで、新カテゴリーは『 Garden Re- Quest 』で決まりました、とさ。めでたしめでたし。
HI 新シリーズのイントロダクションはこんな感じでどうだろうか、田部井くん。
田部井P 相変わらずくどいですね。それと全体的に文章が軽すぎるし、ガシャガシャし過ぎじゃないでしょうか。ええっと、ふざけ過ぎっていうか。
HI そうなんだよ、問題はそこなんだ。くどくて軽くてガッシャガシャする。それを改善しようとしたら迷路に入っちゃって、記事を書けなくなってしまう。最初は文語体で書いたんだぜ。しっくりこなくてすぐ削除、村上春樹風とか、童話風とか、書いては削除の繰り返し。でも書かないよりは書いたほうがいいよなきっと。何事も、不完全であってもやらないよりはやったほうがいいに決まっている。
田部井P ですね。そうですけど、しかしそのくどい書き方はいかがなものかと。XもInstagramもくどい文章は御法度、効果ゼロどころかスルーされるだけですから。
HI う〜〜〜ん、とにかく始めてみるよ。本文はできる限り簡潔に、とは思っているのだが。
田部井P 別に止めてるわけじゃないですよ、そういうところがイワフチさんのメリット&デメリット、つまり個性ですからね。困った個性ではありますが。
まあいっか。なるようになる。自分の時間を使ってやりたかったことをやるだけのこと。では、膨大な量の庭写真を駆使する(たぶん類い稀なる)庭物語の、始まり始まり〜。


























