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ルーフバルコニーで癒される-畑邸
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ルーフバルコニーで癒される-畑邸

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久々の空中庭園( 畑邸 1)

さっ、今日から新シリーズ。久々の空中庭園、ルーフバルコニーのご紹介です。

と言いつつ、相変わらず設計が溜まっていてゆっくりブログをやっている時間がないため、今日はPlan Aをご覧いただくだけにさせてください。忙しさを言い訳にしてはいませんけど、ほんと、睡眠時間を割きながら頑張っているんですけど、大勢のお客様を待たせっぱなしにしていて・・・、明日早起きして続きを書きます。

Plan A

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ふたつのゾーン( 畑邸 2)

昨日ご覧いただいたPlan A、長方形のバルコニーを2分して『和』のゾーンと『洋』のゾーンに仕立ててあります。そしてプラン図からは見えてこない要素ですけどそれぞれの場所での過ごし方、楽しみ方の提案が盛り込まれていて、場の構成や部材の選択とともにそこでのシーンをイメージしていただけるようプレゼンテーションさせていただきました。その場所での過ごし方、楽しみ方の中身は追々、場の構成や部材の選択も追々。このPlan Aをもとに検討していただきまして、で、出来上がったのが次のPlan Bです。

Plan B

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アァ・・・、もう出かけなければいけません。今日は泉区へGO! 午後はホームズで店やりながら鬼のように設計作業する予定です。というわけで、Plan Bの解説はまた明日。

ポイントは立体構成( 畑邸 3)

ブログの緊急メンテナンスでしばらく開けませんでした。ようやく書き込みが可能になったので昨日の続きを。
まづはPlan A、2つのゾーンに分けて、それぞれに過ごすシーンをイメージしながら立体構成するというやり方です。ルーフバルコニ-の設計では特にこの立体構成が重要で、というのは床面と手すりという現状のままでどのようにゾーニングや植栽を施しても、なかなか心地よく過ごせる場所にはならないからです。前にも書きましたけど、人は草原ではなく森で暮らす生き物でして、木陰やほら穴に居ると落ち着く。ですから立った状態で視線が当たる塀や自分よりも背の高いパーゴラや樹木が必要で、バルコニ-の魅力である景色の良さ、見晴しの良さを満喫するためにも、一部に立体的な構成物を配することが大事なのです。
きっちりとそれを意識したPlan Aから、植栽スペースを減らす、パーゴラを無くすなどシンプルな感じに変更したPlan B、基本的な考え方は変わっていません。私の提案を丹念に検討していただいた結果の変更で、それはつまりお客さまの感性のフィルターを通したということ。前回ご覧いただいた蔵前さんちと同じで、私の考える庭からしっかりとお客さまの庭になった、そういう変更設計でした。

せっかくのバルコニーが何年も活用できていないままになっているというケースは実に多くて、月に何度かそういうご相談を受けます。マンションの規約や台風が来ても大丈夫な安全性など、クリアすべき課題もありますけど、この立体構成ということを意識してイメージすることでルーフバルコニーがすばらしい家族の場所になります。

いつもの10倍のメモ( 畑邸 4)

横浜郊外の高層マンション最上階に家族の場所が完成しました。

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今私の目の前に数ページ分のメモがあります。お客様との打ち合わせであれこれとお話を伺いながら要点をメモしたもの。そうしないと次々違う物件の打ち合わせがあるため頭が大混乱するというか、混乱するならまだいいのですが、メモリー機能が極端に少ない私の脳がそのストレスを回避する防衛本能を働かせて『消去』、すべて忘れてしまうという事態に陥るからです。そのつど書き留めておけばまずはひと安心、設計のときにそのメモを読み返すことで全てを思い出せるのです。
で、目の前のメモ、いつもの10倍ほど書き込んであります。読み返すと、そこには設計に関することはほんの少しで・・・
この話、明日に(ブログのメンテナンスが入るらしいので明後日になるかもしれません)
続きます。

ラブレター( 畑邸 5)

では畑さんちのルーフバルコニーの全景をご覧いただきながら昨日の続きです。

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打ち合わせのメモの量がいつもの10倍あって、その内容は・・・、今それを読み返すと「これは奥様からご主人へのラブレターだな」と思いました。
そこにはご主人が仕事で忙しいにもかかわらず休日にはこれでもかというほど家族サービスしている様子、奥様がそんなご主人のためにゆっくりとくつろげる場所をつくってあげたいと強く思っていて、健康ランドの屋上露天風呂やリゾートホテルのテラスにいるような時間を過ごしてもらいたい、あふれるようなそういう気持から今回のガーデンリフォームに踏み切ったというようなことが延々と。

『和』のゾーン( 畑邸 6)

この『和』のゾーンはバスルームの外に位置しています。風呂上がりに、あるいは入浴中に外に出て涼むための場所というわけです。

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イメージのもとは戸塚にある温泉の屋上で、そこにはジャグジーがあって、その脇に寝転がれるデッキチェアがあります。我が夫婦も疲労がピークに達すると「アァもうダメだ、温泉行こ」と言って何度かそこで夜空を見上げながら脱力したことがあります。ですから奥様の「主人はお風呂が大好きなので外で涼める場所を」というお話にすぐに「これだ!」とイメージしました。仕立てが和風なのはご主人の趣味が『和』で、竹や敷き砂利の空間がお好きとのことでそうなりました。
この場所、外なのに周囲のどこからも見えません。仮にここでスッポンポンで寝転がったとしても、地球上の誰からも見られない。汗が噴き出るまで湯船につかって、ほっかほかの状態で白い上質のタオル地のバスローブを羽織って、夜景が美しいデッキに出て寝転がる。空には満天の星。そこに奥様が冷えたビールを持ってくる。妻も言ってましたけど、一度でいいからそういうことやってみたいなあ。究極の『夕涼み、よくぞ男に生まれける』、ルーフバルコニーの醍醐味です。

『洋』のゾーン( 畑邸 7)

今日は『洋』のゾーンです。
こちらは『ガーデニング』と『家族が過ごす場所』。何年もほとんど使っていなかったバルコニーが上質な外のファミリールームになりました。

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畑さんちの室内はまるでモデルハウスのように美しくコディネートされています。仕事場兼用でガッシャガシャの我が家とは対局にある暮らしぶりで、「いいなあ、うちがこんなだったら家に帰るのが楽しいだろうなあ」と羨んだものです。その雰囲気を外にも、ということもイメージしながら設計し、変更設計では奥様とご主人の感覚が反映された構成になりました。『洋』は奥様の好みです。

庭でもバルコニーでも、外で過ごすことには不思議な魅力があります。夫婦で、家族で、友人と、何を食べても美味しいし、話は弾んでエンドレスになりますし、全身からきれいさっぱりとストレスが消えてしまう感じ。そうそう、このストレスが消え去る感じは屋外ならではなのです、これ実感。
撮影後にご夫婦と話したときに出た言葉を思い出しました、「日本中にルーフバルコニーは無数にありますけど、こういう仕立てで楽しんでいるお宅ってものすごく少ないんじゃないかなあ」。実際そうだと思うのです。せっかくのルーフバルコニーが『家族の大切な場所』になっていない。理由はいろいろで、マンションの制約、きちっと提案する人が少ないなど。でも今回思いました、『思い』なんじゃないかなと。家族への思いといいますか、生活をよりよく組み立てようという思いの強さがあれば、一般的な地上の庭よりも考えづらいルーフバルコニーが、地面の庭以上に魅力的な、家族の大切な場所になるのです。

構成部材( 畑邸 8)

今日は技術的な話を少々。
ルーフバルコニーのプランニングをするときに大きな問題があります。それは床面に接着したりアンカーボルトやビスを打ち込むことができないということ。漏水の危険があることと、大概の場合マンションでは10年に1度程度の防水工事が入るからです。ですからベランダの庭空間を構成する製品や部材はすべて移動可能でなければなりません。しかも台風が来ても風で飛ばされないということも同時にクリアしなければなりません。高層マンションからもし物が落下したら・・・考えただけでも恐ろしいことです。
この2点でたいがいのデザイナーは思考停止状態になってしまって適当にプランターと椅子テーブルを置いてお茶を濁す、そんな提案になってしまうのですが、ここであきらめてはいけません。こういうときにタカショー製品が大活躍してくれるのです。

まずは『和』を演出する木製パネル、e-ウッドパネル 12型(ルーバー)

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次はe-ウッドパネル 11型 W18(格子)で、この2種類のパネルはパネル同士をビスで連結し、厳重に針金で手すりに固定してあります。

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床面はe-ウッド ユニットデッキでボルトで連結されて全体が一体化しているので風で飛ばされることは(常識的には)考えられません。

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『洋』のフォーカルポイントになっているこのパネルはe-ウッドパネル Rタイプ、これも手すりに固定してあります。

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さきほどのe-ウッド ユニットデッキ2台をつないでシエスタベンチ。単独では風で持ち上がるので大型の木製プランターにビスで固定。

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これがその重石兼用の木製プランターe-ウッドプランター180と90です。照明を取付けた柱もこれに固定しました。

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これらは全てタカショーの製品、いつも重宝しています。
で、最後に『洋』の床面はエスビックのアクシア・トラッド45・45という自然石を模したコンクリート製品です。ふだんコンクリート製品はあまり使いませんが、これは仕上がりが良くて、経年変化も風合いを増す感じなので気に入って使っています。これをクッション砂を敷いた上に並べて目地と側面のエンドをモルタルで止めるという施工方法をとっているので、防水工事のときには移動可能です。

ムーンランプ( 畑邸 9)

畑さんちの照明です。まずはいつものマリンライト。
このマリンライトについてお詫びしなければいけないことがあります。一時期タカショーのマリンライトを採用した現場がいくつかありましたが、塗装が日に焼けて色あせることがわかりました。特に私が気に入って使っていた赤の塗装が劣化が激しくて・・・、気になる方はご連絡ください、器具を分解して塗装します。対処方法としてはラッカースプレーでの再塗装です。いやほんと、申し訳ございませんでした。ふだんひいきにしているタカショーですけど、いいものはいい、悪いものは悪い、です。タカショーさん、早いとこ改善してくださいね。

畑さんちのはタカショーのではなくて、ヨットなどで使う本物のマリンライトです。

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今回もうひとつ、セキスイエクステリアのムーンランプを使いました。これです。

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ただ丸いだけのこの照明器具、数年前から気に入っていて何度かプランに入れていたのですが、金額が結構高いのと、地明かりとしてはやや暗くてあくまでも雰囲気を演出する照明なので検討段階で却下になることが続いて、サイズの違うもの3灯を設置したのは今回が初めてなのです(畑さんに感謝)。うれしくてうれしくて、いいでしょこれ。

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一目見て「やられた~、降参です」と思ったこのライト。こんなシンプルな形でありながら、この存在感、見る人に限りなくインスピレーションを与えます。照明器具としてだけじゃなくオブジェとして、使い方によってはインスタレーションとして、最強のデザインです。

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夜はこうなります。

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ヨコハマ情緒のマリンライトとシンプルモダンでメルヘンチックなムーンランプ、いい感じでまとまりました。

理屈っぽく木を植える( 畑邸 10)

樹木の紹介です。

クロチク
お風呂から出て涼むための場所は、ご主人の希望で和風に仕立ててあります。その『和』を演出するために植えたのがこのクロチク。京都の旅館や料亭の坪庭や路地には欠かせない、上品さを持ったで竹です。根っこの伸びがそれほど激しくなく背丈もある程度で止まるので、このようにプランターで育てても長く楽しむことができます。コツは新しい竹が出てきたら古くて傷んだ竹を根元から切って代替わりさせていくこと。3~5本立ちを維持できればOKです。

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シマトネリコ
10年前、知り合いの植木屋さんが八丈島からこれを仕入れたと聞いて見に行ったことがありました。その頃ははたしてうまいこと冬を越してくれるのかを心配していました。それほどまだ珍しい木だったのですが、今ではすっかりポピュラーになって、常緑の庭木では一番人気です。そうそう、横浜で冬越しは養生なしでギリギリ大丈夫です。

リビングから外を見たときに見える位置に植えました。外を見て手すりと空だけだったときに比べてリビングの居心地が格段に良くなったと思います。マンションでも高台にある家のリビングでもそうですが、これは遥か彼方までの眺望をより一層魅力的にするためのひとつの方法でして、サワサワとした木を配して、その木越しに景色が見えるようにする。理屈っぽくいうと近景を置くことで遠景との対比が生まれてそれまで意識に入り込んでこなかった遠景を意識させる、借景の技法です。

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ブルーエンジェル
シエスタベンチの脇に植えました。これもさきほどのシマトネリコと同じく借景を意識した配置です。手すりの横線を縦に寸断するコニファーで向こうの森や街路樹を全て取り込んだ感じになる、そういう効果を狙っています。写真を見ながらちょっとイメージしてみてください、もしこの木が無かったら・・・全然違う感じでしょ。

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オリーブ
『洋』の一番奥に配置、これは空間構成のためです。庭のはじに木があることで、その木の高さまでの空間全体を庭として認識する、そういう効果があります。

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カポック
オリーブの脇に添えて置いたこのカポックはもともとお持ちだったものを素焼きの鉢に植え替えました。おなじみの観葉植物でシマトネリコと同じくギリギリ冬越ししますができれば冬は室内の方がいいでしょう。
一般的な庭に比べてどうしてもグリーんが少なくなりがちなルーフバルコニーなので、こういった観葉植物も参加させるといいと思います。

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木の配置はこのようにけっこう理屈っぽく考えます。これは昔千葉市動物公園の現場監督をやっていたときに職人さんから教わったことです。造園にはこういった配植の知恵が限りなくあって、例えば小石川後楽園をそういう観点で歩くと次々仕掛けられている配植の妙に唸ってしまいます。遮へい、誘導、場面を変える、驚き、和み、陰と陽、静寂、インスピレーション・・・回遊式庭園を樹木に導かれながら歩いていくうちにまんまとその仕掛けにはまって、庭園を出て春日通りの雑踏に出たときに、自分だけが神聖な気持になっていることに気づいたりします。こういった『力のある庭』は和風庭園に限りません。例えば東京ディズニーランドも造園的な理屈や仕掛けが何重にも折り重なっていて、だれもが感じる『夢の世界』、それも感動するほどのあのクオリティーは、実はそういうロジックの集大成なのです。動物公園の現場にディズニーランドの植栽をメンテナンスしている千葉のおばちゃんたちが来ていたことがあって、一服休みにその話いろいろと聞かせてもらいました、夢の世界の舞台裏。来園者が目にすることの無い夜中のディズニーランドや地下の巨大迷路のことなど、・・・これはあんまり話さない方がいいのかな。

緑地全面保全へ第1歩!( 畑邸 11)

畑さんちの草花をご覧いただきながら、今日は違う話題で。
先日ポストに一枚のビラが入っていました『上郷開発計画は認められず、瀬上沢の緑地全面保全へ第1歩!』。タウン新聞の記事のコピーを開発反対運動している皆さんがポスティングしたもののようです。私の知る限り地元民はみんな反対な訳でして、もちろん私も大反対。ですからうれしいビラでした。以下転記しますのでご一読ください。

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9万人余の署名が大きな力になりました
「上郷開発計画」は認められず
瀬上沢の緑地全面保全へ第1歩!

上郷開発計画、新たな段階へ
横浜市都市計画提案評価委員会が判断

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「計画提案認められぬ」市民のトラスト運動もスタート
昨年12月、東急建設の上郷開発計画(横浜市栄区の約33haの用地が対象の上郷町地区都市計画提案)を審議していた横浜市都市計画提案評価委員会が「同計画案は認められない」との判断を打ち出す一方、周辺住民らを中心としたナショナル・トラスト運動による対象地の全面保全を目指す団体も設立されるなど、同計画は新たな段階を迎えている。

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横浜市都市計画提案評価委員会(まちづくり調整局長や関係部長、福区長らで構成)は7月29日、「計画提案を踏まえた都市計画の決定及び変更をする必要がないと判断」と東急建設からの提案を否認する意向を決め、同建設に通知した。

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同市ではこの意向と、同建設の意見書があった場合はこれも添えて学識者らをメンバートする同市都市計画審議会に提出。審議会の意見を踏まえて最終的な結論を出す。同審議会は直近で9月1日、次は11月に開かれる予定。

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最終的な結論でないにしても、今回、同市が開発計画否認の意向を示したことは、開発計画の見直しや取りやめにつながることが考えられ、開発反対・保全の動きにインパクトを与えるものとみられる。

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上郷開発計画地(別称・瀬上地区)は市内最大のホタルの生息地で、貴重な里山景観の地ともなっており、7月12日には、計画地の全面保全の運動に取り組む周辺住民らが中心となって「土地の借り上げや買い上げを中心としたナショナル・トラスト運動によって保全し活用していこう」と市民組織「ホタルのふるさと瀬上沢基金」を設立した。

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同組織は港南台9丁目自治会の保全運動リーダーの角田東一さん(65)らが今年3月から設立に向けて準備に取り組んできたもので、12日、港南台地区センターで開かれた設立総会には地元はじめ市内各地から25人が参加した。定款、事業計画、予算、役員などを決め、理事長に角田さんを選出した。

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事業としては基金確保のための募金、同地区での下草刈り、道路付近の清掃、自然環境保護の啓発などを行うが、「できれば田畑の復活、援農、地域文化の継承などにも取り組みたい」としている。募金は一口千円で08年度に1千万円、09年度に2千万円を見込んでいる。

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同組織ではよりしっかりした形の組織となる特定非営利活動法人(NPO法人)に衣替えして活動していくことにし、7月14日、県にNPO法人認証のための申請を行った。今年11月中旬までには認証が得られる見込みで、得られ次第、活動を本格化させることにしている。

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開発計画提案へ横浜市の評価委員会が否認の意向を示したことについて、角田理事長は「私たちにとって朗報で保全運動に弾みがつきます。全面保全が実現できるように、東急建設に開発計画を中止するよう働きかけたり、市との連携を図るなどしていきたい」と話している。

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ノコギリ復活を願って( 畑邸 12)

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奥様セレクトの小物( 畑邸 13)

テーブルの上の多肉がいい感じの色だったのでパシャッと撮影。

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横から見るとこういう感じ。パシャッと。

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すると奥様が「ここにウサギがいるんですよ」「えっどこに???」

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いましたいました。15ミリくらいの豆粒みたいなウサギが2匹。気がつかないようなところに、こういうのっていいですよねえ。奥様のセンスにグッときました。

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で、よくよく見ると。他の鉢にも隠れるように小さなオーナメントが。

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ものすごく小さな世界に入り込んでいたずらをするような奥様のかわいらしさに脱帽でした。

使用しているブログのシステム障害で昨日一日開けない状態でした。せっけく来ていただいた皆様、申し訳ございませんでした。このブログ(ドリコムブログ)、月に何度かそういう事態になりますけど、どうか広~い心でご容赦のほどを。

キャンドルポット( 畑邸 14)

昨日の豆粒みたいなうさぎ、あらためて写真を眺めるとやっぱりグッときます。普通そこまでミクロな世界に意識を持ち込んで遊ぶってしませんよね。繊細さとお茶目な感じと、いいなあこういう奥さんがうちにも欲しいなあ。
その奥様の小物コレクションはもうひとつあって、それはキャンドルポット。

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ヨコハマの庭はどこも風が付きものなので、キャンドルを楽しめる無風の日はものすごく少ないのです。ですから逆に風が止まった夜には絶対に楽しみたい。その日を待つということは外の風を意識しながら暮らすということで、そういうのもいいですよね。
この日、ちょっとやってみましたが、やはり風ですぐに消えてしまいました。でも最後の写真のキャンドルからバニラテイストが香って(アロマキャンドルでした)、香りの効果って大きいですねえ、一気に気分は南国リゾートになりました。
無風の日を待って、庭中にキャンドル灯して「今日は夕飯外ですよ~」、うっ、うらやましい。夢のようなシーンです。

ワンちゃんの評価( 畑邸 15)

これが畑さんちからの眺望です。

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そしてこの景色を最も満喫しているのは2匹のワンちゃん。

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リフォーム前は奥様が洗濯物を干しに出ると後をついてくる程度で、バルコニーで過ごすことは無かったそうですが、それが今では自由にあっち行ったりこっち行ったりしています。

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地上の庭でも同じで、人間以上にワンちゃんがその場所を楽しんでくれます。子供とワンちゃんの反応って正直ですから、子供とワンちゃんが気に入ってくれる庭ってのがいい庭(ファミリーガーデン)なんですよねえ。

夜のバルコニー( 畑邸 16)

畑さんちの最終日です。夜の様子をご覧ください。

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私、マンションのルーフバルコニーというと、強烈に記憶に焼き付いている数枚の写真があります。荒木経惟が撮った自宅マンションのバルコニーで、どんよりとした東京の風景をバックに猫のチロや枯れた花やミイラ化したベンチなんかを撮っています。アラーキーをごご存知の方には説明不要ですが、その白黒の風景写真には氏の内面が丸裸で写されていて、怯えや孤独や熱さや愛情がエフェクトなしでそのまま。こちらとしては一瞬の照れを通り越して、気がつくと自分の丸裸を見ている、そういう写真です。わかりづらいですかね。思春期に高村光太郎の智恵子抄を読んだときみたいな感じです、・・・ますますわかりづらいですかねえ。まあ言ってしまえばバルコニーに出るとちょっと暗くて沈んだ、でもイイ感じの情感の世界に入り込むということです。山口百恵がツーッと涙を流している篠山紀信撮影の有名な一枚があります。インタビューでその涙の訳を聞かれた百恵ちゃんは「とても気持のいい曇り空だったから」。山口百恵を伝説の人にし、それを撮った篠山紀信を神格化させた一言でした。そんな感じ。

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その写真に出会ったせいでしょうか、バルコニーには一般的な庭とは違う感情がわいてきます。それは瞑想したり沈思黙考する『修行の場』的な。アラーキーの写真のせいともうひとつは、下の階と下界に広がる住宅地の屋根の数だけそこには家族がいて生活があって、そういう場所だからかもしれません。流れる雲を眺めながら「この空はあの人のいる上空までつながっているんだなあ」そんなこと考えたりするのは地上の庭ではなかなかないことです。
この情感世界をベースにしてそこを夫婦の場所、家族の場所に仕立て上げる。私自身いつもの設計とひと味違う世界を漂うことができて、おそらくずっと記憶に残るであろう、そういう仕事でした。

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それともうひとつ、この場所が実現したのは畑さんご夫妻のお互いへの愛情表現。アァ、普段のその感じをドキュメントで撮影して皆様にご紹介したい、そう思うほどすばらしい愛情表現の日々を送っているご夫婦なのです。うちも負けずに、という気持になりました。


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