さあ、始めましょう。
イザナキが生んだ多くの神の中でも際立って尊い三柱が、
アマテラス、スサノオ、ツクヨミの三貴紳とされています。
アマテラスは太陽神。
スサノオは海原の神。
ツクヨミは月の神。
古事記・日本書紀、天照大御神と須佐之男尊のお話は有名ながら、
月夜見尊に関するものはほとんど出てきません。
その存在は、アマテラスとスサノオという性格相反する二人の間で、
静かに存在する調整役なのだという解釈があるそうな。
静かなる調整役、なるほどですねえ。
であれば、ツクヨミは庭の神様でもあるのです。
今年は十五夜も、十三夜の月明かりも実に見事でした。
ツクヨミは月詠とも書きます。
月詠の命、ツクヨミノミコト。
秋の夜は、庭に腰掛け月を詠む。