門馬さんちの草花をご覧いただきながら、今日は撮影時に奥様と話した会話の中から印象的だったことを書きたいと思います。
奥様はイギリスに留学されていたことがあって、ホームステイ先の家族の暮らしぶりにとても刺激を受けたそうです。
「イギリス人はすごくシンプルでキチッとした生活をしているんですよ。家電はテレビと冷蔵庫くらいしかなくて、食事の時は厳選してそろえたお気に入りの食器をセットして、食べ終わるとすぐに洗って、何ごともなかったかのようにしまわれます。食後に家族全員がテレビの前に集まって30分ほど観て、観終わると消してそれぞれの部屋に行く。テレビがつきっぱなしということもなく、室内はいつもスッキリと片付けられていて、余計なものが何ひとつない暮らし方がすごいなあと思いました」
その経験のせいでしょうか、門馬さんちのリビングもスッキリシンプルに、キッチンもモデルハウスのようにきれいに保たれていました。
さて、我が家は・・・。家に帰って家族に宣言したんですね「今日から食後はすぐに食器を洗って、食器棚にしまうようにしようよ」。家族は、また思いつきで変なこと言い出したと思ったのでしょう。あまり賛同も得られないまま、数日間自分でそうしていたんですね、食べたらすぐに洗って食器棚まで。
いつも台所がスッキリしている気持ちよさに、徐々に皆さん気がついてきて、今では流しに食器がたまっていたり水切りが食器棚代わりになっているということがなくなりました。
日常の細かいこと、例えば朝起きたら窓を開けて空気を入れ替えるとか、トイレをきれいにしておくとか。ここ数ヶ月、そういういろんなことが少しずつ整ってきて、その気持ちよさがクセになりつつあります。いい感じです。
ちょっとしたことに意識を向けた暮らしができあがってくることで、何となくですけど、家族の気持もいい具合にチューニングされているように思います。