ジューンベリーを楽しむ庭-竹原邸|横浜|エクステリア工事|グレースランド

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ジューンベリーを楽しむ庭-竹原邸
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ジューンベリーを楽しむ庭-竹原邸

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小さくなった洋服( 竹原邸 1)

あるお宅の6才の娘さんが、去年の誕生日におばあちゃんに買ってもらって、お気に入りだった洋服を出して着ようとしたそうです。ところが育ち盛りのお嬢ちゃんですから、もう服は小さくなって着られません。自分の体が大きくなったという概念がないお嬢ちゃんは一生懸命にその服を着ようとして、でもうまく着られないことがとっても不思議そうだったといいます。

ものすごく気に入っている物や場所でも、自分の成長によって何となく「ちがうかなあ」とか「もういいんじゃないかなあ」と感じることってありますよね。音楽もそうだし、住まいもそうだし、クルマもそうだし、食事もそうです。
ぼくは貧乏な独身時代、月に一度、安い豚バラ肉とモヤシを買い込んでのひとり焼き肉が最高のごちそうでしたけど、家族を持った今ではそう思いませんし、ひとりで食事すること自体に耐えられないほど家族との食事が最高のごちそうです。

庭もそうなんですよね。家族の成長や時代の変化であれほど楽しかったはずの庭が、ゆっくりと、たいして楽しくない場所になってしまう。さらにそのままその違和が大きくなると、楽しくないどころか「厄介な場所」になってしまうこともあります。
洋服が小さくなったことに気がついたら、ぱっと次の洋服選びを始めた方がいいんじゃないでしょうかねえ。それだけ成長した自分へのご褒美というか証しとして。

今回のガーデンリフォームはそういう感じです。
30年くらい前の新築時に芝生の庭を仕立てて、その後、笑顔があふれる庭のある暮らしを楽しみまくっていたご家族でしたが、いつのまにか、雑草取りに追われる厄介な場所になっていたそうです。
それに加えてもともとガーデニングが大好きな奥様の気持の中に「お友達の家の庭みたいに花いっぱいにして、たまにはお茶会でもやりたい」という欲求が膨らんできて、そしてうちに依頼してくださったのでした。

ビフォーはこうです。

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芝生を半分くらいにして手入れを楽にしたいということと、庭で過ごすスペースをつくりたいということと、草花を思いっきり楽しみたいというご要望。さあ、あなたならどういう庭をイメージするでしょうか。

プランは次回ご覧いただくとして(明日と明後日は「レノンの庭」の相談会バージョンをアップします)、その成長や変化によって生まれる「何となく違うかなあ」に気がついたときに「よし!」と次をイメージすること、大事なんですよねえ。
我が家では、このごろ妻が、住まいに「何となく・・・」と感じ始めているらしく、ぼくとしてはちょっとたじろいでいるんですけどね。家となると、洋服を買うようなわけにはいきませんから。
だけど思うんです、ぼくら夫婦も成長してるんだなあと。これまでは仕事仕事でそんなことを考えたことがありませんでしたから。

「何となく・・・」を感じたらチャンスです。そこには次に開く扉があります。

ワクワクモード( 竹原邸 2)

楽しかった「相談会&バーベキュー」の名残を感じつつ、いつものパターンに戻ります。

では、竹原さんちのプランをご覧ください。

Plan A

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Plan B

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この2プランをもとにご検討いただいて、次のPlan Cができあがりました。

Plan C

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Plan Bをベースにしてあれこれ変更したのがこのPlan Cです。

この段階で奥様のイマジネーションはワクワクモードで、そのワクワク感の中でさらに細部が気になっているご様子でした。石材の色とか衝立てパネルが必要かどうかとか、どこを優先してつくるのが一番楽しいのかとか。楽しいんですよねえそういうのって。お客様の頭の中に仮想庭が見えているんですよね。

明日はPlan Cを奥様のワクワク感で練り直した最終プランをご覧いただきます。

今日からついに12月ですねえ。「だからどうした!」と平然としていたいんですが、せき立てられるようなこの感じ・・・。
あれもやりたいこれもやらなければという年末のハードル競争の向こうに、クリスマスと正月の帰省、そして新しい年というワクワク感が待っています。
あせってみても同じこと。今日いち日を笑顔いっぱいで、ワクワクモードで過ごしましょう!

ときめきの仮想庭( 竹原邸 3)

奥様のワクワク感に加えて、ご主人の論理的な思考での検証(導線や立体的なことをとても論理的にイメージされる方です)を経てできあがったのがこのPlan Dです。

Plan D

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こうしてプランを練り直すたびに、イマジネーションのシルエットが鮮明になっていくんですね。手探り状態だったPlan AからPlan Dへのプロセスで、奥様の中で「新しい庭でのときめき」が育っていくのを感じました。

左側から3分割のアップでご覧ください。

リビング前の芝生エリア
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ダイニン前の円形テラス
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和室前のガーデニングエリア
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もう一度ビフォーをご覧ください。

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この庭を眺めながらイメージを組み立ててたどり着いた「ときめきの仮想庭」が、明日現実の庭として出現します。

ときめきのカタチを描く( 竹原邸 4)

ではいきましょう、ビフォー・アフターです。

Before 1

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After 1

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Before 2

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After 2

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Before 3

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After 3

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Before 4

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After 4

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Before 5

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After 5

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見慣れた庭に「ときめきのカタチ」を描く、そんな設計でした。これが奥様の「ときめきの庭」です。

工事完了直後から奥様は庭に出っぱなしで、着工時に掘り取ってあった草花を植えもどしたり、冬用の花を大量に買って来て、せっせと植えていました。
仕上げ作業に行ったスタッフから、いつもにも増して笑顔いっぱいで庭に出ている奥様の様子を聞き、ぼくはニンマリしながら次の設計に取りかかりました。

明日から全体と細部の設計のポイントなどを解説していきます。

夕べは北原輝久さんに誘っていただいて、神奈川県民ホールで「山崎ハコ 35周年記念コンサート」に行ってきました。
山崎ハコさんが高校生で横浜に出てきてからのドラマ「山崎ハコ・ヨコハマ」という映画を観たような、感動的なコンサートでした。
北原さんからすてきなコメントが届きましたのでここに転記しておきます。

山崎ハコさんの35周年コンサート感動的でしたね。沢山沢山挫折したハコさんはなんて素敵で輝いているんでしょう。

悲しみを知らない人は喜びも知らない。不幸を知らない人は幸福も知らない。

まさに地でいっていますね。今日のハコさんを見ていて音楽は人を感動させるしハコさんの歌は一冊の本を読んで感動したり、いい映画をみて感動した時のそれと同じでした。

「私いま幸せです」と思えることは、これまでの人生すべて正解。

曲りくねった道も振り返ると一本の道。

そんなことを感じさせるコンサートでした。/北原輝久

北原輝久さんという方は、なんて感度のいい受信機と高性能の発信機を持っているんだろうと、いつも唸ってしまいます。
感じる力、それを言葉にして表現する力。名言格言は次々出てくるし、最近は小噺のレパートリーも増やしているそうです。ぼくもそっちに向かって日々鍛錬です。

いやあそれにしても、山崎ハコさん、感動的でした。

庭を広げるマジック( 竹原邸 5)

庭の全体像をご覧いただきます。

まず入口側から。

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中に入っていきます。

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さらに進んで。

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今度は芝生に立って。

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円形テラスの向こうはこうなっています。

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今度は反対側の3方向から。

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これで全体がイメージできたと思います。
ここでBeforeをご覧ください。

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どうでしょうか、ものすごく広くなった気がしませんか。するでしょ。

場所を区切って意味を持たせると、庭は何倍にも広がるのです。

この効果に一番驚くのはお客さまです。それまでひとつの風景として漠然と視界に入っていた庭が、えっ!?というほど広く感じるようになって、完成直後に「こんなに広かったんですねえ」とか「いろいろつくって狭くなるのかと思ったら逆でした」という感想を、これまで何百回もいただいています。
場所を区切って、それぞれの場所に意味を持たせる。これが庭を広げるマジックなのです。


時間も同じですよね。漫然と時を過ごすと一日なんてすぐに終わってしまいます。しかも退屈なままで。でもタイトなスケジュールを組んでそれに従って行動すると「いやあ今日はよく働いた!」となって、漫然と過ごした日に比べると仕事の量や人に会った回数や、遊びの時間までが何倍もあったことに気がつきます。
マイケルの映画を勧めてくれたときに北原さんが言ってくださった「いわふちくん、時間はね、過ごすのではなくて使うものなんだよ」という言葉で、その後ぼくの毎日は何倍かに膨らみました。ありがたい言葉でした。

その北原さんのことなんですけど、コンサートや佐島の家に呼んでいただいてその様子を見ていると、実によく動きます。歩くのは速いし食事も驚異的に速いし、次々違うことに熱中して一時も止まっているということがありません。せっかちと言えばせっかちなんですけど、でも気ぜわしいのとは違っていつも柔らかい雰囲気です。そしてその周囲にはいつも笑顔があふれています。「すごいなあ」と思います。
朝は5時に起きてすぐにギターの練習から一日をスタートさせて、あとは深夜に寝るまでニコニコしながら走りっぱなしの北原さんが、唯一ジッと座っている時間を発見しました。それは、「開運!なんでも鑑定団」です。おもちゃの鑑定がない日は北原さんにとってはつかの間の休憩時間なのかもしれませんね。
そんなふうに思えてしまうほど、誰にでも均等に与えられた一日を、自分だけ何倍にも膨らます術を身に付けている北原照久さん、すごい人です。

時間は、過ごすものではなく使うもの。

今日の自分の時間は、全て自分のものだということですよね。・・・捨てるのもったいないから、1分残らず使い切ってしまいましょう!

芝刈りを楽しむ庭( 竹原邸 6)

「芝生の手入れが大変で・・・」ということからスタートしたガーデンリフォームでしたから、芝生をなくしてしまうことも提案してみました。でも長年手入れをして眺めてきた芝生がまったくなくなってしまうのは寂しい気がするということでしたので、面積を小さくすることにしました。

ではその芝生の場所をどこにするか。ぼくはリビングの前を提案しました。その場所ならいつも眺めていられるし、部屋の掃除をする感覚で雑草取りや手入れが出来るのではないかと考えたからです。

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古い芝生は雑草が勝ってしまって、土も目詰まりしていたので、全てはぎ取り土壌を改良して、新たに高麗芝を張りました。
日当たりはもともといいし、土壌改良で水はけも抜群になったので、来春からは思う存分芝刈りが楽しめます。そうそう、芝刈りは楽しむものなのです。刈っては伸ばし刈っては伸ばし、です。
刈れば刈るほど根がのびて、がっちりした芝生になります。根がしっかりしてくると雑草もあまり生えなくなるし、葉もイキイキとして、見ていてウットリするような芝生になります。それを目指してセッセと水やりして、肥料もまいて、そして芝刈りをする。
健康的に美しく育った芝生の庭は訪れた人たちを元気で明るい気持にしてくれるものです。そういうところにも庭の価値は生まれます。

長年庭の芝生を手入れしながら暮らして来た人にはふたつの共通点があります。ひとつは健康ではつらつとしていることで、もうひとつは洒落っ気があっておもしろい人だということです。
毎日庭の芝生に意識が行く気持のゆとりと、いつも庭に出ているので五感で季節の変化や自然を感じることと、雑草を見つけては庭に出てそれを抜くマメさというか軽やかさというか、そういうことからくるのでしょう。あと、陽に当たることと、しゃがむ時の屈伸運動もいいんでしょうねえ。

「芝生=手入れが大変」というのが多くの人の捉え方ですけど、芝生の庭を楽しんでいる人たちを見ていると「芝生=健康」だと思えてきます。
これからは、世の中に芝生の庭が増えていくかもしれませんね。

今日は一日、「レノンの庭」で焚き火をしながら設計してます。遊びに来てくださいね。

直径3メートルの円( 竹原邸 7)

「お友達を呼んで庭で花を眺めながらお茶が飲める庭」というイメージから「過ごす場所」として、庭の中央にコンパスで円を描きました。直径は3メートルです。

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この直径が3メートルの円というのを「過ごす場所」の基本と考えています。庭にこの広さの円形が確保できれば、ゆったりとしたテーブルや毎度おなじみの囲炉裏を囲んで過ごすことができるのです。直径3メートルの円、あなたの庭に当てはめてみてください。
もし3メートルが確保できない場合はどうすればいいかというと、ぼくに連絡してください。そういうときの考え方、アイデアはたくさん持っていますので。
「もっと庭が広かったらバーベキューでも何でもできるんだけど、この庭じゃあ無理だよなあ」とあきらめてはいけません。そうとう狭くても、いろんなむずかしい条件があっても、その場所を最大限いかして「過ごす庭」をひねり出す、そういう設計が大好きなのです。

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この円形のように、こうして庭に図形(作為的なカタチ)を入れることで、庭全体がイキイキとしてくる感じ、わかるでしょうか。何だかディズニーランドのような楽しさが生まれますよね。

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この楽しさの正体はいったい何なのか。それを明日、じっくりと解説します。

昨日の「芝刈りを楽しむ庭」を読んでくださった方が店に遊びに来てくれました。ぼくと同年代の奥様で、そろそろ子育ても終了なので庭をリフォームしてみようかと考えはじめているということでした。

その奥様の実家は広い芝生の庭だったそうです。ご両親が休日のたびに庭で芝刈りや雑草取りをして、その作業が終わると決まって、きれいになった庭でふたりでビールを飲んでいたといいます。いい光景ですよね。そして幸せなことですよね、そういう家で育ったというのが。

その家は今は売られて、ご両親は夜景が美しいみなとみらいのマンションに移られたそうです。それもまたすばらしい展開なんですが、奥様としては生まれ育った芝生の庭の実家が無くなってしまったことをとても寂しく感じているそうです。
そこで今度は自宅の庭を芝生にして、ご主人とふたりで手入れをしながら暮らしてみようかなあと、何となくそう思っていたところに昨日の「芝刈りを楽しむ庭」で、すっかりそっち方向にイメージが広がったそうです。
大賛成ですね。夫婦で芝生を手入れしながら暮らしてみようかなあというイマジネーション、すばらしいと思います。

芝生の手入れというのは、実際に何年もやってみるとわかるんですけど、それを好きだとか嫌いだとか思うレベルでは長続きしません。ご飯を食べたら食器を洗うとか、ベッドのシーツを替えるとか、そういう日常的な、呼吸するのと同じこととして存在する作業です。つまり暮らしを心地よい状態に保つための作業。それを夫婦でやるってのは、夫婦で食事を作ったり、一緒に洗濯物をたたんだりするのと同じこと。やっぱりいいですね。うん、そういうのいいなあ。作業が終わったらビールで乾杯。「芝生の手入れは夫婦の手入れ」ってとこですかね。

芝生の庭を美しく保っていられる夫婦は必ずいい夫婦だと思います。そしてその庭で育つ子供たちは幸せ者です。

庭に◯があると楽しい( 竹原邸 8)

円形テラスの向こう側はガーデニングを楽しみつつ、テラスを草花で華やかに演出するスペースです。
テラスの円と同じ中心点でカーブしたレンガ通路と自然石乱張りで、残った土の植栽部分にすべて手が届くように構成しました。ふだん、土を踏まずに植物の手入れができるということで、ひとつ庭が楽しくなるのです。

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円形テラスと同心円で波紋のように描いたレンガ通路。これが今回の設計のツボなのです。それは・・・

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では昨日の続きです。

庭に図形を描くと、ある効果が生まれます。それは「場を統制する」ということ。

ヨーロッパの庭園、例えばお城や宮殿の前庭を思い浮かべてみてください。トピアリーで描かれた図形が左右対称に配置されていますよね。中央には噴水があって、そこに中心点を置いた円が外に向って幾重にも広がっています。
書店の洋書コーナーで庭の写真集を開いてみると、これでもかこれでもかと、そういう図形的な仕立てが出て来ます。対して日本庭園の写真集はどうかというと、ほとんど図形らしい図形は見えてきません。実は日本庭園でも、設計的には○や△や□を組み合わせて構成しているんですけど、それを極力意識させないようにしてあるのです。

このヨーロッパは図形をむき出しにして、日本は図形を隠すという正反対の手法になったのはなぜなのか。それを解説するには本を1冊書くくらいの文字数が必要なので、それはぜーんぶ省略して、「ヨーロッパは自然を制圧・支配するデザイン」であり「日本は自然を感じる、自然を再現するデザイン」だということ。
そういう庭文化が育まれて来た日本ですが、現代では暮らしはすっかり欧米化していますよね。暮らしの中での楽しみも欧米風で、遊びにいく場所も欧米スタイルですから、自宅の庭もヨーロッパの「図形を見せる庭」に楽しさを感じるのです。
ものすごく大きなはなしをコンパクトにしたのでわかり辛かったかもしれませんけど、もっとシンプルに「庭に○があると楽しい」というふうに憶えて、再度ご自分の庭に、イメージで円を描いてみてください。それだけで、眺める庭から過ごす庭へと変化します。

田舎から母と叔母が出て来て、叔母の知り合いのご婦人方の茶話会に参加させていただきました。場所は葉山の海を見下ろすマンション。
いやあ楽しい楽しい。年輩のご婦人方というのは何であんなに元気なんですかねえ。皆さんそれぞれに人生の荒波をくぐり抜けて来ていていますので、それぞれに独自の知恵や哲学をお持ちでした。そしてパワー全開で満面の笑顔で。
叔母がアロエジュース(松井選手が飲んでいるというあれです)の販売に熱心で、そのお仲間たちなんですけど、アロエパワーなのか、いやいやアロエもすごいかもしれないけど、それよりもやはりここまでの人生の賜物なんだと感じました。みなさんとってもすてきな笑いジワの持ち主で・・・、失礼、お肌はツヤツヤなんですよ。笑顔が素晴らしいという意味です。
こんなに楽しい時間を過ごせる仲間が大勢いるということ、母も叔母も幸せだなあと思いました。そして(若者代表で)おじゃましたぼくも、最高に楽しい時間を過ごさせていただきました。

その茶話会で仕入れた言葉です。

一年楽しむなら花
十年楽しむなら木
一生楽しむなら人

その楽しい茶話会のメンバーの共通点がこれです、人が大好きだということ。それが元気の源なのかもしれませんね。

ご婦人方との楽しい時間は日付けが変わってもしばらく続きました。

マキとマツ( 竹原邸 9)

いつものマリンライトとちょっと違います。レトロなデザインの「古色」という製品にしました。

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築30年ほどの落ち着いた庭がベースですから、今回はこの方がいいかなと。3灯使いました。
何せ、年期の入ったこの庭には、その主のようによく手入れが施されたマキとマツが、どっしりと庭の雰囲気を支配していたもんですから、いつものマリンライトだとちょっと違和感があるかなと。

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ガーデンリフォームではこのマキとマツと、そしてツゲを伐採することが多いのです。「古くさい感じがする」というのと「手入れが大変」というのがその理由です。
でも今回は違いました。ご夫婦からそういう話は出なくて、逆にこれらの木が馴染む庭づくりという方向で進みました。そういうことが久しぶりだったのでうれしかったです。

いいんですよねえ、こういう仕立物の木って。姿かたちもいいんですけど、お盆前や年末に、三角ばしごに登った植木屋さんがチョキン、チョキンとハサミを鳴らしている光景。その後にやってくるお盆や正月の家族の幸せな時間の準備って感じがして。ぼくは住宅地を歩いていてそういう場面に出くわすとついつい足が止まって、ふるさとを思い、ひとりグッと来ているのです。
チョッキン、チョッキン。一年の節目を大切にするためだけにでも、こういう手間のかかる、昔ながらの木を残しておくってのも、いいですよね。
そういえば、92で亡くなったうちのじいさん、最後に入院する前日に自慢の坪庭ではしごに登って、チョッキン、チョッキン、やってたなあ。

美しく仕立てられた庭木が、その家の家族の暮らしぶりをうかがわせる。考えたらそういうことも昭和時代の懐かしい話になりつつあります。
チョッキン、チョッキン、いい音なんだよなあ。

昨日、12月8日はジョン・レノンの命日で、同時に真珠湾攻撃の日でもあったんですよね。
それを指揮していた山本五十六はぼくのふるさとに近い長岡の人。山本は決して好戦的な人ではなく、逆に戦争回避に奔走していたのだといいます。そしてはっきりと「日本はアメリカに勝てるはずがない」と言っていました。それがなぜ、トラ!トラ!トラ!と、その後の悲劇の口火を切ったのか。
まじめだったんです。自分が与えられたポジションに立って、「日本軍は◯◯◯ねばならない」「我々軍人は◯◯◯べきである」と正しい決断をして、結果、太平洋戦争に突入していきました。後に長岡はアメリカによる報復の空襲で焼け野原になりました。

ぼくたちも、職業人としてなどの社会的なポジションに立って、そこで正しい決断を繰り返していますよね。気をつけましょうね。
特に組織のトップが「◯◯◯ねばならない」と「◯◯◯べきである」と握りこぶしでする決断は危険です。
ではどうしたらいいのか。ぼくの答えは「自然に聞け」ということです。
「自然に聞け」、これは庭を考えるときの通奏低音なんですね。

武士道精神で、目を血走らせて、決然と戦いに挑んでいった日本軍。心地よいハワイの日差しと空気の中で、家族でブランチを楽しんでいたアメリカ軍。自然を満喫しながらの団欒のひと時にいきなり編隊を組んだ零式戦闘機が襲いかかったんですから、ね、シッペを返されるのはあたりまえなんですよ。アメリカにしてみたらこの奇襲はあまりに無粋というか狂気というか、まあ戦争ですからね、どっちが正しいとかそういうことじゃないんですけど・・・それにしても手痛いシッペでしたね。悲しい悲しい、シッペ返しでした。

「自然に聞け」って、庭屋のぼくにとってはごく普通のことなんですが、どうですかね。ピンときますかね。

戦争を知らない子供たちのぼくらが戦争を語ると、すぐに「おまえに何がわかる!」と叱られるか、即、左右のレッテルを貼られて社会的に仕分けされるのが常でしたので、あまりそのことには触れないようにして生きてきた気がしますが、そろそろね、好き勝手言っても許してもらえる気がしますので言いますけど、もし、軍部の人たちの家庭に「権威主義的な『眺める』」じゃなくて「家族で楽しむ『過ごす庭』」があったら、そういう庭文化が日本にあったら・・・。
実感として、庭(自然)は部屋から眺めているときよりも、そのただ中で過ごしているときの方が、何百倍も語りかけてくれます。そういう庭があったら、毎日「自然に聞け」を実践できるのです。

クロガネモチ/苦労金持ち( 竹原邸 10)

昨日のマキとマツの他にも和風の庭に欠かせない木が植わっていました。

モミジ
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秋の庭の主役的存在のモミジです。紅葉と書いてモミジと読むくらいですから秋が美しい木なんですが、春の芽吹きもいいんですよ。芽吹いた直後の赤い葉は秋とはまた違った、生命力のかたまりのような色です。

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モッコク
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この木は和の庭では「庭木の王様」と呼ばれています。今はそんなこと言う人も少なくなりましたけど、修行時代にモッコクの選定のときは緊張したものです。

クロガネモチ
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これも年期が入った庭でよく見かける木です。
クロガネモチは語呂合わせで「苦労金持ち」、苦労して頑張ればお金持ちになれるという、縁起のいい木です。

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盛大に実る赤い実は鳥を呼びますので、室内から見える位置に植えればバードウォッチングが楽しめます。

ここまでは和の庭で人気の高い木でした。
次は今風の、今最も人気がある木です。

ジューンベリー
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後日、奥様がこの木に生った実で作ったジューンベリー酒をご紹介します。

次はヒット曲ですっかり人気者になったハナミズキです。

アメリカハナミズキ
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花は白と赤(ピンク)があって音符う~す紅色の~音符の品種の方が白よりも高価です。

そのハナミズキに洒落たオブジェを発見!

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明日はこれを。

ジョンの命日から始まって、昨日は真珠湾攻撃のこと、そして「自然に聞け」という展開になりました。
ネタを引っ張るわけじゃないんですが、ジョンと言えばやっぱりこの曲「イマジン」ですよね。

John Lennon Imagine

想像してごらん

想像してごらん 天国はないと
簡単でしょう
地面の下に地獄もない
私たちの上に空があるだけ
想像してごらん 今日を生きている
全ての人たちを

想像してごらん 国境にない世界を
そんなに難しくないさ
命を奪う武器もなくて
宗教の違いもない
想像してごらん 平和に生きている
全ての人たちを

ぼくは夢想家かもしれないけど
ひとりぼっちじゃないよ
いつの日か仲間になって
世界がひとつになる

想像してごらん 財産のない世界を
あなたにできるだろうか?
欲張りや飢餓の心配もない
そんな人類の兄弟愛
想像してごらん 世界を分かち合う
全ての人たちを

さっ、イメージイメージ。イメージできたらできたも同然。今日もはりきって「幸せな庭」をイメージしますよ!

メジロハウス( 竹原邸 11)

ハナミズキの枝に発見したオシャレなオブジェ。ぼくはてっきり奥様が買ってきて取り付けたものだと思って「すてきなの見つけてきましたねえ」と言ったんですけど、そうではありませんでした。「あれですよ」と奥様が指差す方を見たらメジロが飛んでいました。

メジロの巣、美しいですよねえ。

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小鳥がくちばしでこれを作るんですから、驚異的です。

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しかも、ビニールを細く裂いて編み込んであるので、今年の台風直激でもびくともしなかったそうです。

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不思議ですよねえ、誰が教えたわけでもないのに、この技術とセンス。

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いったいどんな衝動にかられて巣作りするんでしょうねえ。見れば見るほど、並大抵の気持でつくれるものではありません。ウ~ン、ほんとにすごい。

このメジロハウスから5羽が巣立っていったそうです。

家を持つということへの欲求は、本能的なものなんでしょうねえ。そしてその本能的な情熱の源泉は家族への愛情なんだということを、ぼくは日々お客様から教えられています。
愛情を形にしたものが家であり庭なんですよね。その愛情が強ければ強いほど、家も庭も個性的で魅力に満ちたものになります。ぼくの仕事はその愛情表現のお手伝いなのです。

ジューンベリー酒( 竹原邸 12)

昨日はパソコンの機嫌が悪くてアップできませんでした。
今朝はうそのように調子回復。いったいぜんたい何が原因だったのか、調アナログなぼくにはかいもく見当もつきませんけど、まあ機嫌が直ってくれたので問題なし。
ではいつものように。

これですよ、これこれ。奥様が庭のジューンベリーで作ったお酒です。きれいでしょう!
味も抜群でした。アァ・・・写真を見ていてもあの味と香りがよみがえってきます。

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奥様がジューンベリーを植えたのは5年前。植木屋さんに「かわいい花が咲く木だよ。実も食べられるらしいし」と勧められるままに植えたのだそうです。

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考えたら、今は大人気のジューンベリーも、5年前はまだあまり知られていなかったんですよねえ。

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背丈ほどの木を植えて4、5年経つと、木が成熟してきてたくさん実がつくようになります。そうしたらジャムや果実酒を存分に楽しめます。いいですねえ、ジューンベリー。
作り方は梅酒の要領で、ただし、氷砂糖は少なめにということでした。

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他にもいろんな果実酒に挑戦しているそうです。楽しいですよねえ。

我が家もフルーツ大好きで、リビングのテーブルには一年中果物が置いてあります。今はカキとミカンです。
カキと言えば、我が家ではやっている食べ方があります。ひとくち大に切ったカキに酸味の少ないヨーグルトをかけて食べるのです。そうするとですねえ、なんとなんと、メロンの味がするんですよ。「お~い、メロンの食べ放題やるぞ~]と言ってはそうやって食べています。

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お酒とは別にサワーも作っているということで、こちらも味見させていただきました。

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これもきれいでしょう!見た目通りに味もきれいでした。

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生活楽しんでますよねえ。一本の木でこんなに楽しめるんですね。
ジューンベリー、最高です!

幸せの轍( 竹原邸 13)

竹原さんちの庭にはたくさんの小物が置いてあります。

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それらは一度に買い集めたのではなくて、長年庭を楽しんでいるうちにいつのまにか集まったものだということが伝わって来ました。

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長いようで、過ぎてみればあっという間の家族の時間を刻み込んだ、アルバムのような庭。
庭が暮らしの中での大切な楽しい場所だったんですよねえ。

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そういう暮らしぶり、庭を楽しんだ時間があって、そして「さらに」という意欲が生まれてのガーデンリフォームでした。

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素晴らしいなあ。

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いつもイキイキとしているご夫婦の、この庭がホームグラウンドだったんだなあと感じて、

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あらためて「庭っていいなあ。庭がある暮らしっていいなあ」と。

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地べたにしゃがんで小物をアップで撮影していると、それぞれがこの場所に来たときのシーンやエピソードがあれこれと連想されて、どんどんその世界に引き込まれていきました。

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人に見せるために買いそろえたのではなくて、庭を楽しんでいるうちに自然に集まった小物は、ご夫婦が庭を楽しんだ時間の「幸せの轍」ですよね。

明日も引き続き、いい感じの小物たちをご覧いただきます。まだまだたくさんあります。

いやあ、昨日はものすごいことが起きました。
レノンの庭の改装で、はりきって久しぶりに電動工具を使ってたんですね、小型の電気ノコギリ。ギューンと材木を切っていたんですけど、しばらく現場作業から遠ざかっていたので握力が低下していました。木の節に刃が引っかかってギュン!と工具が宙を舞ったのです。
手から離れたノコギリはスローモーションのようにぼくの腹めがけて飛んで来て、ガッ!っとくい込んで来たんです。
すごい衝撃で、瞬間的に「切れた・・・もうだめかも」と思いました。
こわごわ自分の腹部を見たら、着ていたジャンパーがざっくり切れて・・・痛みを感じませんでした???
なんとなんと、ジャンパーのポケットに入れていた携帯に刃が当たって、ぼくのお腹は無傷だったのです。その場にへたり込んでしまいそうでした。西部劇でよくありますよね、胸ポケットのコインに弾丸が当たって命拾いするというシーン。まさにあれでした。

ぼくの命を救ってくれた携帯電話はほぼ真っ二つで修理不能。auショップでとりあえず変わりのものを借りたので連絡は受けられますけど、メモリーはパーなので、皆様にはご迷惑をおかけするかもしれません。
そのauショップでことの次第を話したら、可愛らしい店員さんが「ウッソー!スッゴーイ!マージですかー!」と。他の店員さんたちも集まってきて大盛り上がりで「運がいいですねー!」と。
そうです。ぼくは運がいいのです!

そんなこんなでしばらく電話が通じなかったことをいぶかしがった妻から電話が入ったので、ことのてん末を話したんですけど「ったく!もう体力落ちてんだから昔みたいにはできないんだよ!気を付けてちょいうだいよ!」と叱られて・・・。大丈夫だと思ったんだけどなあ。しかし確かに、昔はこんなことありえなかったもんなあ。自分で言うのもなんなんですけど、昔は(自称)腕のいい職人だったのです。

でもまあ、やっぱりぼくは運がいい・・・気をつけよ。

想い出のギャラリー( 竹原邸 14)

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奥様に、この不思議な置き物(サルかな?)は何ですか?とたずねたところ、息子さんが小学生の時の作品なのだそうです。
他にもありました。

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いいですよねえ、こういうのが何気なく茂みの中に置いてある庭。

これは旅行で買ってきた、紀元前から信仰のあるトルコの神様(牛)だそうです。

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他にもストーリーを感じさせるいろんな小物がありました。

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どれをとっても、そのいわくいきさつひとしきり語れるのだと思います。

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数十年の家族の記憶が、庭に刻み込まれているような、

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庭全体が「想い出のギャラリー」のようでした。

いい時間を重ねることで生まれる庭の魅力。
またひとつ、設計の引き出しが増えました。


気温が下がりませんよねえ。予報では今日あたりから冬らしくなるそうですけど、長期予報は今年も暖冬です。
レノンの庭の改装工事をしていて、草花も植え替えようと思っているんですけど、夏の花がまだまだ元気一杯なので躊躇しているのです。「やっぱり変だよねえ気候が」と言う妻の感覚は当たっている気がします。
夏は夏らしく、冬は冬らしい方がいいですよね。

今日は恒例の六本木のお客さまのお宅のクリスマスディスプレイです。もう10年続いている仕事で、これをやると「あぁ、今年ももう一踏ん張りだ!」という気分になってラストスパートに向かって気合いが入ります。

スタッフ総出で早朝出発。たまの東京なのでちょっと旅行気分も入るんですよね。
イルミネーション輝く師走の都会を満喫してきます。

庭は人を映す鏡( 竹原邸 15)

冬で花数が減っているのに、竹原さんちの庭には、春のような楽しい暖かい感じが漂っていました。
今回庭を直して、さっそくワクワクしている、その奥様のトキメキがそういう雰囲気を醸し出しているんだと感じました。

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庭は人を映します。

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困っている人の庭は頭を抱え込んだような困った庭。苦しい人の庭はもがき苦しんで悲鳴を上げていたりします。
そして、楽しい人の庭は楽しいし、遊び心が旺盛な人の庭はいたずらや仕掛けが施されていてワクワクドキドキします。

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時々出会う、ぼく的にちょっと残念なケースというのがあって、それは、ものすごく楽しく幸せに暮らしているのに庭がそのようになっていない、という場合。なぜそういうことが起きるのかというと「庭に意識が行っていない。意識する必要がない」からなんですね。
そういう幸せな人は、庭があろうとなかろうと幸せで、庭以外で充分に幸せを実現しています。だから庭が目に入らないままでもオッケーなんです。

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それはそれでいいんですけど、そういう幸せな人の意識が庭に向いた時のスパークのしかたはものすごいんですよ。幸せな人が「もっと幸せになるための場所」として庭を捉えたら、その庭は確実にその人の人生に無くてはならない最高の楽園になるのです。そのお手伝いをしながら、そういう劇的な場面を何度も目撃してきましたので、これは確かです。

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「庭は人を映す鏡」

幸せで幸せで、でもそういえば我が家の庭は・・・というあなた、ご連絡いただければ、ぼくがその鏡をピカピカに磨いて、さらに合わせ鏡にして、あなたの幸せを無限に広げるような庭をつくり出しますよ。

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なーんて、すっかりピーアールになってしまいました。

「庭は人を映す鏡」、あなたの庭が困ったり悩んだりしていなければいいんですけど・・・。

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ものすごく幸せな人も、そこそこ幸せな人も、自慢じゃないけどあまり幸せじゃないという人も、私は確実に不幸な状態にあるという人も、「もしかしたら次の扉は庭に隠れているかもしれない」と感じた人は、ぼくに電話してください。すぐに庭診断にうかがいます

ありがたいお客様( 竹原邸 16)

昨日に引き続いて竹原さんちの草花をご覧いただきながら、今回の仕事で一番印象的だったことを書きとめておこうと思います。

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それは、奥様がいつも笑顔で(ご主人はニヒルに時々笑顔)、ご夫婦とも実に話し好きだということです。

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打ち合わせにうかがっても庭の話よりもその他の話題が止めどなく盛り上がって、いつも長居をさせていただいていました。

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いいですよねえ、楽しい話が延々と続く時間。帰宅後もその楽しさが続いていて、おかげでビールが美味かったということが何度かありました。

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「竹原さんちに行くと楽しく元気な気分になる」、こういうお客様との出会いから、また次の設計に没頭するパワーが得られるのです。ありがたいなあと思います。

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明日は竹原さんちの最終日です。室内からの庭をご覧いただきます。

竹原さんご夫婦に限らず、幸せな人ってたいがいよくしゃべります。いつも笑顔で話し好きでというのが、ぼくが見たところ幸せな人たちの特長なんですね。あたりまえと言えばあたりまえなんですけどね。

雪国育ちのぼくはどちらかというと口が重いタイプでした。
新潟出身者ってそうなんですよね、口を開けると吹雪が入って来て冷たいから、できるだけ口を開かずに言葉数を少なくして暮らしているのです。ほんとですよこれ。それに口は災いの元とも言いますし、中学生の時に読んだお坊さんの本にあった「一を聞いて十を知れ」なんていう言葉に感銘を受けていたりしたもので、なおさらああだこうだとしゃべることがないまま大人になりました。
無口な人が多い新潟で、今でも親戚が集まると「こいつは昔から口が重いから・・・」なんて言われるほどしゃべらなかったのです。

でもそれじゃいけないんだということを、庭をつくればつくるほど、幸せな人に会えば会うほど感じました。
幸いにして巡り会った連れ合いが関西人だったので、おしゃべりになることをあまり意識しなくても、いつのまにかよくしゃべる人になっていてラッキーだったんですけどね。
関西人ってすごいですよ。うちの奥さんのしゃべることしゃべること。起きてる間中、時には寝ていてもしゃべり続けています。しかも身振り手振りを交えて、オチをつけながらです。

「幸せになるとよくしゃべるようになる」のか「よくしゃべる人が幸せになる」のか、どっちにしても幸せな人はたいがい、口角を上げてよくしゃべります。

そう、この口角を上げるというのも幸せな人の共通点ですよね。これもあたりまえかあ。ようするに幸せな人は「笑顔でよくしゃべる」ということですね。

あるときふと思いついて、デパートや駅などの人ごみで観察したことがありました。「何パーセントの人が口角を上げて歩いているか」というのを調査したんです。
そのとき読んでいた本に「幸せをつかむ人は5%です。その人たちの共通点は口角を上げて暮らしているということです」というのがあって、その一行が、当時、笑顔にコンプレックスを持っていたぼくには引っかかったんですね。とっても無口なので、当然顔の表情筋も機能していなくて笑顔が苦手だったのです。

凝り性なので結構な時間を使って、新宿駅と周辺のデパートを歩き回って調べました。営業スマイルのお店の店員さんは除いて、普通に歩いている人の何パーセントの人の口角が上がっているか。どう思います?予想してみてください。調査結果は明日。

すてきな人生だなあ( 竹原邸 17)

竹原さんちのリビングには、庭と同じくおもしろいものが多数飾ってありました。聞くと海外旅行が趣味で、これまで50カ国以上を訪れているということでした。

その旅の想い出の品々に囲まれて、笑顔で暮らすその様子に「すてきな人生だなあ」と、とっても上質な波動を浴びた気がしました。

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そのリビングから外を見ると、同じくいい波動を感じる庭が。

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庭のカタチはぼくがつくりましたが、その良質な波動は、ご夫婦と、これまでも家族の歴史が生み出しているものなんだなあと。あらためて「庭は人を映す」ということを実感しました。

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竹原さん、楽しい仕事をさせていただいてありがとうございました。これからも笑顔いっぱいで、春には庭も花いっぱいになることを楽しみにしています。

では、昨日の調査の結果です。
「幸せになる人は5%で、その人たちの共通点は口角を上げて暮らしているということ」という一文に引っかかって、新宿駅とその周辺のデパートを歩き回って「いったい何パーセントの人が口角を上げて歩いているか」という調査です。
結果は・・・なんとなんと、5%でした!どこかに遊びにいくのでしょうか、笑顔いっぱい、楽しさいっぱいで歩いている家族連れも含めてですけど、ほぼ5%の人の口角が上がっていました。1~2%はひとりで歩いているのに軽く微笑んでいる人。

その調査結果でぼくの中にひとつの課題が刻み込まれたのです。幸せになるためには口角が上がった顔にならなければならない!
簡単そうでいて、これがなかなか難しいんですよね。その調査をしたのが30才くらいの頃で、途中すっかりそんなことは忘れていて、数年前に思い出して、再びそうなるように意識して。今でもちょっと油断するとムスーッとした顔で設計していて妻に注意されることがあります。
いなかの母が好きで読んでいるという斉藤一人さんの本にこんなことが書いてありました。

「笑顔で仕事をすることが大事なんだ」などというけちくさいことを言っていないで、通勤途中でもトイレの中にいてもずっと笑顔でいたらいいんだ。そうすれば世の中の幸運がいっせいに君に向ってくるよ。

幸せを築くことに長けているうちのお客樣方を見ていると、この言葉、当たってる気がするのです。

ありがたいことに、ぼくは今最高に幸せな毎日を送っています。その幸運に感謝しながら「笑顔が生まれる魔法の庭」をひとつでも多くつくり出したいなあと思っているんですよ。万が一ぼくに不幸が訪れたら、もうそういう庭はつくれませんから今のうちにご依頼を。(姓名判断と手相では、何度見てもらってもぼくはこれから先、一生幸せなんだそうです。だからみなさん、慌てることないんですけどね。でも幸せは早い方がいいでしょ。)

笑顔笑顔。口角を上げて歩いている5%に入っていましょうね。



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