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黄色を使う-新邸

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『プラス域の提案』ということ( 新邸 1)

新築後しばらく、ご夫婦で花壇や立水栓を手づくりして庭を楽しんでいたお宅のガーデンリフォームです。

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まづはこのリビング前の庭スペースを整備して、

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プランはこれです。

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それからリビング脇の通路を持ち上げてテラスに。

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私なりにあれこれ、空間構成やら導線やら建物との調和やらと理屈をこねて組み立てたプランでしたが、お客さまからの具体的なご要望はとってもシンプルなものでした。それは虫が出ないこと。奥様が虫が大嫌いで・・・、この奥様、とっても興味深く印象的な方でして、まあそれは後日追々にということで。

外壁と同じ壁( 新邸 2)

あまりに忙しくて2日間さぼってしまいました。そうこうしているうちに今日梅雨明けだそうで、おまけに夏休みスタート、あせります。忙しいのは一年中ですし、夏が来たからって何をあせるのか自分でも?ですが、やっぱりあせります。

新(あたらし)さんちのビフォー・アフター、まずは道路からの様子。
玄関側にある黄色い壁(奥様のこだわりの色です)と同色同質の壁をリビング脇の通路に建てました。このやり方(建物の外壁と同じ仕上げの壁を外に構成する)は庭よりも外構工事でよく使う手でして、こうして外から全体を眺めると、家が大きく見えるといいますか、外空間もその家なんだという感じが強まります。それと、家と外構を構成する素材数は少ないほどきれいに収まるもの。よく見かけますけど、建物と全く異質なレンガや化粧ブロックが何種類も使われている外構の家、とっても残念。現状まだまだ住宅メーカーや外構業者から、そういう点が高虜された提案は望めませんので、新築予定の方はこちら側からしっかりと要望を出したいポイントです。

Before 1

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After 1

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Before 2

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After 2

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Before 3

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After 3

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リビングの前には木製パネルで軽く目隠しし、三角形の庭の先端に落葉樹を植えて、この2つの要素で庭に厚みが出ました。

アーチの効果( 新邸 3)

さあ、庭のビフォー・アフターです。
まずは入り口から。なにが変わったかお分かりでしょうか、分かりますよね、全然違いますもんね。この変化が、実はかなり理屈っぽい組み立てででき上がっていて、その結果が一目見て『変わった』となっているのです。

Before 4

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After 4

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さあ理屈です。屁理屈じゃないですよ、ロジカルな物言い。毎日設計しながら私の頭の中にはこれが渦巻いているわけでして、いつものビフォー・アフターは「ほ~らきれいになったでしょう」で止めていますが、今回はあえてその裏にぎっしりとある理屈の一部を引っ張り出してお見せしようと思います。
いちばん変わったこと、変えるために施したいちばんの具体的なことはアーチなのです。この場合のアーチの効果は3つで、1:場に厚み(高さ)を出すこと、2:迎え入れるイメージ、3:そこから世界が変わる、ということです。
1は単純に、アーチがあることでその高さまでの空中を見る人の意識に入れる、つまり空間を認識させる効果があるということです。これはアーチじゃなくても、樹木や背の高い庭園灯でも出せる効果です。次に2の迎え入れるイメージというのは、要するにトンネルがあるとくぐりたくなるという心理を利用したもの。幼稚園で段ボールのトンネルを作ると黙っていても子どもたちはくぐって遊びますよね、それと同じことです。「庭に入るトンネルですよ~、どうぞいらっしゃい」ということ。そして3の、そこから世界が変わる、これは誰でも繰り返し経験していることなのです。アーチをくぐるとそこは夢の世界ディズニーランド、アーチをくぐるとそこから有料道路が始まる、アーチをくぐるとオープンエアのレストランで、店員さんがやってきて席に案内してくれる。で、この2と3は神社の鳥居と同じ、『結界』です。世界を結ぶ、つまり異なった概念の2つの世界の接点、入り口ということです。鳥居の外は俗世間、鳥居を入るとそこからは宮内で神の領域、となるわけです。つまり庭の入り口にアーチがあればその向こうにあるであろう夢のような庭空間を無意識のうちにイメージさせる。まだ見ぬすばらしい空間(たとえ実際にはそんな空間が無くても)を連想させ、その時点でその奥にある庭をすばらしいと思ってくれる、そういう期待感を持つことでその庭をイキイキと捉えてくれる、そういう効果があるということなのです。アーチひとつ置くのにここまで理屈をこねる私って・・・、でも設計ってそういうことなんですよ。時々妻に言われます「あぁりくつっぽい」。

次はアイストップ&フォーカルポイント。アーチのむこうに目が当たるものが何も無くて視線が抜けてしまったら、せっかくアーチで入り口を厚くしたのにガッカリになってしまいます。何でもいいからそこに視線をさえぎる何かが必要、これがアイストップです。それに加えて、そこにひとつの景色があり、そこまで行って佇んだり座ったりしたくなる、これがフォーカルポイントです。次の写真がそれ。

Before 5

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After 5

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アーチとフォーカルポイントに誘導されて庭の中央まで進んで、振り返るとこうです。

Before 6

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After 6

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景色として少々弱いですね、アーチの根元のバラが茂って咲けば、ここにも見せ場ができあがります。

通路をテラスに( 新邸 4)

今朝は5時半起こされて、部活の試合に出かける娘を港南台駅まで送ってきました。駅前には旅行に出かける家族連れがいっぱい、少々眠そうですがみんな笑顔。夕べは横浜の国際花火大会で、ホームズ新山下店に行っていた私はその人混みに押し流されるようにして帰宅しました、こちらもみんな笑顔。いいですよねえ、夏休みスタート。何か昔より大人が夏休み感覚を持って夏を迎えるようになった気がします。子どもよりも大人たちがウキウキしている感じすらあります。で、私はというと、じっくり仕上げたい設計がいくつかあって、それに熱中するであろう今日一日が楽しみでウキウキしています。ワーカホリックかもしれませんけど、自分としては純粋に、設計している時間が楽しい。考えようによっては、好きなことに熱中しながら、一年中夏休みな生活しているともいえます。そういえば小学生のとき、夏休みが永遠に続いてくれたら・・・、8月最後の週に何度もそう思ったものです。それがいつのまにか実現しているということかもしれません。

ビフォー・アフターの3日目、今日はリビング外の通路です。もともとここに必要なのは目隠し、道路からの視線を遮ってカーテンを開けて暮らせるように。と、ここで私としては欲が出まして、通路じゃなくて過ごす場所にできるのではないかと。で、こうなりました。

Before 7

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After 7

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Before 8

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After 8

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リビング外の狭い場所を有功に使うためにはリビングと平らにすることです。ギリ、ベンチを置けますし、実際にそこで過ごさなくても部屋が広くなった感じと屋外の空気感を部屋にとり込んだ感じが得られます。
室内からどう見えるかは後日アップしますので。なかなかですよ。

建物とのコラボ( 新邸 5)

現地を拝見して最初にグッときたのが玄関前の黄色い壁でした。黄色って私も大好きな色なんですが、使い方がなかなか難しくて、ほんの少し照度が強くてもどぎつくなってしまうし、あまり弱くすると黄ばんだTシャツみたいなへたった印象になってしまいます。みなさんも街のあちこちで黄色の失敗例を目にしていることと思います。その点、こちらの黄色はバッチリで、「これこれ、こういう風に使うんだよ!」とわが意を得たりという感じで嬉しさがこみ上げて来たのです。
そこで考えたのが、この黄色を他の部分にも使おうということ。ちょっと冒険的な思いつきで、もし失敗したらせっかく好印象の黄色い壁を台無しにしてしまうかもしれない・・・、そう思うと躊躇してしまう、かと思うと全く逆で、もうやってみたくてしかたない。
黄色い構造物をどこに使うのか、まず考えたのがリビング外の目隠し壁。ということで、最初にこの黄色ありきでスタートした設計です。

玄関先の壁と同じ黄色を使ったリビング前の目隠し、これで家全体の中での黄色が『ワンポイント』から『テーマカラー』に変化しました。きっとこの家の設計士さんも納得してくれるのではと・・・。後付けで一方的な建築とのコラボレーション、後だしじゃんけんですけど勝ちは勝ちって感じです。

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さらに建物との一体感、全体の統一感を狙って、白く塗った木製トレリスを3か所に使っています。なぜ白なのかというと建物のサッシが白だからです。白には白、単純なことですがこれが大事で、韻を踏むようにこういったことを積み上げて行くことで、荒れた感じ、暴れたデザインになることを防げるのです。

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意匠的な構成でいうともう一点ポイントがありまして、船の先っちょのように突き出た庭スペース、その先端に植えた木です。もしここに木が無かったらとイメージしてみて下さい、間が抜けるでしょ。もうここしかない、という位置なのです。少しでも左右どちらかにずれたら、あるいは庭の中に入っていたら、意味が違ってきてしまう。庭の三角形の頂点に植えることで三角を立体的に際立たせて、同じく三角に出ている黄色い壁の立体的なボリュームと、同等の厚みを持った三角の庭空間を絡ませたかった、厚みを持った大きな三角ふたつが重なって、道路に向かってツインピークスを形成している、そういうふうに見せることで家のデザインが持つ魅力というかデザイン的な狙いが何倍にも増幅される、そう考えたわけです。木を1本植えるだけでグッと建物が大きく見え魅力が倍増、住宅外構の植栽計画で意識したいことです。

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アァ理屈っぽい。暑いのにこんな話で申し訳ありません。明日はこの木を含めた3本の木についてさらに理屈を。

3本の樹木( 新邸 6)

昨日のネタ、三角形の頂点に植えたのがこのヤマボウシ。玄関先でもあるので落葉樹で季節感があった方がいいということ、奥様が虫が嫌いなので虫が付き辛いもの、ガ-デニングテラスの居心地を良くするために株立ちで上に広がる樹形、将来大きく育って建物を引き立てる、美しい黄色の壁とマッチする柔らかい印象、以上の理由でヤマボウシです。

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前庭でヤマボウシと対になる位置に植えたのがドラセナ。狙いはリゾート感です。これも虫は付きません。

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ドラセナはリビング外の細長いテラスからも見える位置なので、そのテラスの反対側の角にソテツを植えました。ドラセナとソテツが見えるテラス、リゾートホテルのベランダみたいになりました。
ソテツは地植えの予定でしたが掘ってみたら土留めのコンクリートが出てきて植えられず、やむなく鉢植えになりました。

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ガ-デニングテラス( 新邸 7)

玄関脇のアーチから庭に入っていきましょう。

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ガ-デニングを楽しみつつお茶を楽しむイメージ、ガ-デニングテラスです。

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奥まで行って振り返るとこんな感じ。

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中央のタイルスペースを円形にしたのは、居場所をハッキリさせるといいますか、三角形の庭スペースに円形をはめ込むことで庭の中心エリアをつくりたかったからです。さあイメージしてみて下さい、この丸が無かったら・・・、いかがでしょうか、この場所全体が庭ではなくて通路になってしまう気がしませんか。おもしろいんです、図形って。

さらにその円の中心に合わせて木製トレリスを建てて、これで適度な目隠しと場の立体構成が完了。そこに出て時間を過ごしたくなる場所ができあがりました。

緊急連絡( 新邸 8)

庭に入ったところに立水栓を設置しました。リフォーム前は三角の庭の突端にありましたが、その位置に木を植えたかったので少し移動。

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レンガは柔らかい印象のベルギーレンガです。かがまなくても使えるように一般的な立水栓よりも背を高くつくってあります。

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蛇口はもともとあった立水栓に付いていたものを使いました。たぶん奥様の趣味で選ばれたものでしょう、いい感じです。

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ここで緊急連絡、みなさん、庭の木に水をやって下さい。期待している夕立ちもパラパラ程度であちこちの庭で樹木が枯れはじめています。特にシャラ、エゴ、ヤマボウシなどの雑木類は土の表面だけ濡れる程度では足りません、木の周囲ががグジュグジュになるくらいたっぷりと散水してください。

目隠し壁( 新邸 9)

さっ、ブログを再開しましょう。と言ってもまた休み休みになりそうですけど、ホント設計がたまりにたまっていまして。とにかく前進するのみなのです。

リビングの前には両サイドからまくら木で挟んだラウンドさせた塀を建てました。部屋から見たときにサッシ中心と景色の中心を合わせることで、その壁までの範囲(空中)を部屋の領分にしたかった、つまり部屋が外の広がった感じを出すことが狙いです。

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反対側のもうひとつの掃き出し窓の前は目隠しの必要がないので、木製のトレリスを設置。ここにツル性の植物を絡ませていただきたいというイメージです。

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まくら木には物干金具を取り付けて、外から見えないように洗濯物を干せます。

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壁には3か所風窓を開けてあって、中央の穴にはアイアンとガラスのオーナメントを設置、

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光を受けると美しく輝きます。

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リビングの中から見るとこういう感じ、

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リビングの居心地が大きく変わりました。

奥様のコレクション( 新邸 10)

目隠しの黄色い壁、この黄色は奥様のお気に入りで、室内のカーテンとテーブルも黄色です。そしてその黄色いテーブルの上には多肉植物。これは奥様のコレクションです。

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右側のガラスの置物もサボテンのオブジェ。庭にも多肉をたくさん育てていて、それは明日ご覧いただきます。

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もうひとつのコレクションがバラです。リビングにあったバラの小物をテーブルに集めてみました。

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庭にもバラが多数あって、今は時期が外れていて咲いているのは少しでしたが、春は見事なローズガーデンになります。

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よーく見ると表札にもバラの模様が入っていました。

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奥様の趣味がはっきりしていて、それを集めることが楽しくてしょうがないといった感じが伝わってきます。そうして組み立てられた庭やリビングがとっても『かわいい』、このかわいい感じ、実は奥様の印象そのものなのです。

多肉ガ-デニング( 新邸 11)

奥様の多肉植物コレクションです。

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多肉、いわゆるサボテンやアロエなどです。一般的には水やりの回数が少ないので簡単に育てられると思われていますが、実際やってみるとこれがなかなか手強いのです。乾燥させ過ぎて枯れたり梅雨時期に腐ったり、陽が足りなかったり、寒さで枯らしてしまうこともあります。

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基本は放ったらかしなのにけっこう細やかな観察力が要求されます。水やりしなくていいからといって意識から抜けてしまうと気がつくと枯れている、それが多肉。中学高校生くらいの子育てと似ています。気にかけながらも放っておく。

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ついでに、この植木鉢は奥様の手作りです。普通のテラコッタ鉢にモザイクタイルを貼って仕上げたそうです。楽しんでますねえ。制作中のワクワク感が伝わってきます。いいですよねえこういう奥さんがいたら。

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多肉植物をきれいに維持している人の共通点は、細やかな感性、観察しながらも放っておける心のゆとり、些細なことでもおもしろがる好機心というか楽しみ上手なところ。バラやハーブや野菜と全く違った世界観を持つ多肉ガ-デニング、庭が無くても楽しめます。

同業者の皆様へ( 新邸 12)

新(あたらし)さんちのコレクション以外の草花をご覧いただきながら、最近強く思っている事を、と、その前に、ブログのアップが飛び飛びになっていて申し訳ございません。忙しいのです、とにかく忙しくて意地張りながら連日やっていたブログも休みがちになっているのです。ご紹介したい庭は次々完成するし、皆様にお伝えしたい庭話も溜まりに溜まっていますので、復活の暁には嵐のようにアップしますので・・・。もうしばらく設計と現場優先で、ブログは夏休みモードで時々の更新とさせていただきます。

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で、最近強く思っている事ですけど、それは同業者への不満です。というのは、ここんとこ立て続けに「数年前にほかの業者に庭をやってもらったんだけどどうもしっくりこないというか不満だらけというか、ずいぶんお金もかけたのにその後庭を楽しむこともなく荒れ放題になってしまっている」というような相談を受けているのです。こちらの新さんちとは正反対に庭にコストをかけたことを後悔している方がたくさんいるという現実、私としては胸が苦しくなるような感じで「お任せください、そうなるには必ず原因があるはずなので、一度現地を拝見に伺います」となります。現地に行ってみるとその原因は一目瞭然、例えばウッドデッキを作ったのに目隠しがまったく考えられていないためにそこで過ごすどころか洗濯物も干せない。ぱっと見曲線を多用してかわいく出来上がっているのによくよく考えると導線計画やゾーニングがめちゃくちゃで使えない庭になっている。芝生を張ったのにその下地が芝用の土壌改良がなされていないためにすぐに枯れてしまった。そういったことだらけなのです。

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提案者のレベルが低すぎる、それはデザイン力もそうですけど、それ以前にお客様が施工後にそこで暮らすのだということが抜け落ちている気がして・・・、このことを世の同業者に叫びたい気持ですが現実的にはそうする術もなく、日本中の庭を楽しみたい人が私の所に依頼してくださればという思いもありますけど、ご存知の通りで仕事が遅くてこなせないし。ですから皆さんは「現実ってそうなんだ、人生が楽しくなるような庭を提案できる所って少ないんだ」と認識した上で、自分で自分ちの庭をしっかりとイメージしてください。このブログの『ガーデンデザイン講座』『ファミリーガーデン講座』なんかを参考にしていただければと思います。

奥様のすばらしい能力( 新邸 13)

新さんちの最終日です。独特な生活組み立て能力を持った工藤静香似の奥様が、その個性というか感性そのままに楽しんでいる庭でした。気負いはまったくなく、興味の向いたものだけを集めてはニコッと微笑んでいる感じで、奥様の無邪気なかわいらしさがそのまま出ている庭。

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よそ様の奥様をうらやましく思うというのは上品な思考とはいえませんけど、でもうらやましい。うちの奥様が工藤静香似でかわいい感性を持っていたら・・・ということではないんですよ、私自身がこちらの奥様みたいに自分の感性に従って生活を組み立てる能力を持っていたら、さぞかし私と私の家族の人生は豊かになるだろうなあ・・・という意味でうらやましいのです。
生活を維持し組み立てる能力、経済的なこととは別に、掃除洗濯だけじゃなくて、インテリアや食器や夕飯のメニューや、自宅で何を着て過ごすかなんてこともそうですよね。設計作業ではイマジネーションを発揮して、現場に行けばファイトがわき上がってきて自然と体が動くのに、自宅ではダメなんですよ実のところ。ちなみに現在私以外の家族は姫路(妻の実家)に行っていて、ついさっき「今姫路城の天守閣、暑い暑い」というメールがありました。仕事で一人残された私は数日間を固くなったパンとインスタントラーメンとビールで食いつないでいまして、普段はけっこう炊事をするのに一人だと全く意欲が出てこないし、食べた後の片付けも面倒で、洗濯する気にもなれなくて・・・、つまり家中ガシャガシャなのです。
あぁ、生活を組み立てる能力。優雅に、美しく、気持ちよく暮らす能力。いったいぜんたいどうしたらそういう方面でのパワーを手に入れられるのでしょうか、どなたかご教授いただけませんでしょうか。「お~い、早く帰ってきて掃除してくれ~!」


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