マンションの外構-Fukuwauchi(ふくわうち)|横浜|エクステリア工事|グレースランド

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マンションの外構-Fukuwauchi(ふくわうち)

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アパートの外構( Fukuwauchi 1)

いよし!今日から新シリーズです!!今年もあとわずか。設計はたまる一方で、おまけに年末なので通常業務以外の用事も多くて・・・、いやいや愚痴ってるんじゃないんですよ、ありがたいことだなあって。実際、愚痴ってる暇もなくて、体調と気力とイマジネーションと、そういうことを整えつつ、いかにして自分のエンジンを全開にしたまま突っ走れるかという感じなのです。
設計をお待ちの皆様、年を越してしまう物件も出てしまいますけど、ひとつひとつキッチリとご提案しますので、どうか楽しみにしながら辛抱してくださいね。あるいはしばらく忘れといてください。
ほんとに申し訳なく思っています。がんばります。

いよし!では始めましょう。今回は「Fukuwauchi」という名前のアパートの外構です。

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テレビコマーシャルで話題のダイワマンのアパート。さあて、どうしましょうか。

設計依頼をしてくださった渡邉さんは、以前うちで庭をやらせていただいた上大岡の隠れ家的人気レストラン「四季の庭」のオーナーです。
「四季の庭」の設計の時は「建物はそこそこでいい。一流のシェフはいる。あとは庭。庭が話題になるようなレストランにしたいんだ」とおっしゃって、あれこれと打ち合わせを重ねながら半年がかりでプランしてオープン。そのイメージ通りの人気店になっています。
そして今回は「女性と新婚さん向けでペットも飼えるアパートにしたいから、そういうイメージの外構を考えてほしい。ありきたりな外構だったらグレースランドに頼まないんだからね」とうれしいプレッシャー。さらに付け加えて「レストランの入り口につながる場所だから、同時に店の演出演出にもなるように考えてね」と。
もう張り切らざるをえないですよね。で、こういうプランになりました。

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では分割で。最初は横の部分です、こちら側の奥に「四季の庭」があります。

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続いて正面の道路側を左から3分割でご覧ください。

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このプランを見た住宅メーカーの営業さんは一瞬絶句してから、「すごい!・・・でもアパートの外構でここまでやるの?・・・予算もあるし・・・」。ところが渡邉さんは「これでいこう!このご時世、こういうアパートじゃなきゃ入らないよ」と即決。
レストランのときもそうでしたが、渡邉さんは何ごとにも前のめりで真剣なんですよねえ。ほんとに真剣だから直感が働くんです。渡邉さんいわく「建物はどのメーカーでも大差ないんだよ。そこにどういう庭や外構をするかで価値が全然違ってくるんだよな」と。
その通りなんですよねえ。アパートに限らずマンションでも一般住宅でも、その建物の顔になる外回りがその価値を大きく左右します。だからおっしゃる通りなんですけど、それをメーカーの営業さんの前で言っちゃうところが渡邉さんらしいところです。真直ぐと言うか正直と言うか。ぼくは大好きなんですねこういう人。そして最後は渡辺さんの十八番、ガハハと笑って一件落着。

明日からビフォー・アフターをご覧いただきます。

今回の依頼主、レストラン「四季の庭」のオーナーの渡邉さんとの出会いは、お店のオープンの前年だったので今から7年前です。ぼくたち夫婦が、縁あって、知り合いがひとりもいない横浜にグレースランドを出店して2年目の、ようやく営業的に何とかなりそうだという気持になったころでした。フラッと来店した渡邉さんが、今と変わらないガハハ笑顔で「レストラン始めようと思ってんだけど庭を考えてよ」と声をかけてくださいました。
その日から始まったお付き合い。渡邉さんの底抜けに明るくて、徹底的にやさしくて、そして何ごとにも興味津々で次々新しいことにチャレンジしていく感じが「これが浜っ子なんだなあ」と感じさせてくれて、ちょうどそのころ聞き始めて夢中になったクレイジー・ケン・バンドの音楽とともに、ぼくが横浜が大好きになるきっかけになりました。うれしくてありがたい出会いでした。

いい出会いっていうのは突然やって来て、幸せへと導いてくれますよね。渡邉さんとの出会いもそのひとつでした。
上大岡のレストラン「四季の庭」、今の時期は寒くて庭での食事はちょっと無理がありますけど、料理も雰囲気も最高ですので、京急の買物ついでに一度行ってみてください。場所はユニクロの通りを入っていって線路をくぐった突き当たりです。きっと幸せなひと時を味わえますよ。

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今回は一気に夜景まで( Fukuwauchi 2)

ビフォー・アフター、今回は一気に夜景までご覧いただきます。

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Before 2

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Before 3

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建物はごく普通のアパートですけど、いかがでしょうか、リゾートマンションみたいになったでしょ。
上大岡の駅から5分で、女性と新婚さん限定でペット可のアパート Fukuwauchi 。さっそく問い合わせが殺到しているそうです。

ビフォー・アフター、明日に続きます。

葉千栄教授の指摘( Fukuwauchi 3)

ビフォー・アフターの続きです。

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オーナーの「ありきたりな外構ならグレースランドにはたのまない」といううれしいプレッシャーを受けて、まず最初に考えたのがフェンスを無くしてしまうことでした。

よーく見てくださいね。既存のメッシュフェンスを無くすことで、グッと 前庭感 が出るのです。

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After 6

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一般の戸建てでも同じことが言えるんですけど、住宅メーカーの外構では決まり事のようにフェンスと、そしてコンクリートブロックが使用されます。
でもよくよく考えてみると必要のないフェンス(今回がそうです)やブロック塀がかなりあって、そこを見直すことだけでもその家の外構イメージや、街並の美しさがアップするのです。
一度、そういう視点で観察しながら散歩してみてください。どこの住宅地でも「この塀は必要ないんじゃないか」とか「このフェンスは意味がないんじゃないか」ということの連続だと気がつくはずです。

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After 7

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以前MXテレビのアジア電子台という番組に「ここが変だよ日本の庭と街並」というテーマでゲストで呼んでくださった、東海大学の葉千栄(ようせんえい)教授が「世界中の住宅地の中で、これほどコンクリートブロックとアルミフェンスを使っているのは日本だけだ。その風景は決して豊かだとは思えない」とおっしゃっていました。ぼくもそう思います。

庭は住む人を映す鏡。そして街並は、その地域の人々の暮らしを映し出します。
コンクリートやアルミ製品を排除する必要はありませんが、せめて、必要のないところにまで使うのは避けたいものです。

あなたの家には意味のない(それがなくても困らない)ブロック塀やアルミフェンスはありませんか?もしそのことに気がついたら、取り壊すのも大変なので、そこにプランターを吊るしたり植物をからめたりして、風景からその無機質な物体を消してみてください。きっと、ひとつ豊かさが増す景色ができあがりますよ。

住宅地にズラッと並ぶブロックやフェンスのように、あってあたりまえと思って疑問に思わないでいたことでも、よーく考えると必要ないものって、身の回りにあふれているんですよね。
庭の物置の中身を全部出してみてください。たいがいはその大半が必要のない、先々捨てられる物です。それらが何かしらのコレクションなら別ですけど、突き詰めれば「立って半畳寝て一畳」ですし、引っ越しをするたびに、いかに不必要なものに埋もれて暮らしているかに気がつきますよね。

ジュピターの作詞者である吉元由美さんは、著書の中で「ひとつ買ったらふたつ捨てる」と書いていますけど、それくらいの感覚で丁度いいのかもしれません。
実際、幸せを手に入れている人たちの共通点ですからね、思考も暮らしも調シンプル

レストラン側の外構( Fukuwauchi 4)

アパートの脇、奥にあるレストラン「四季の庭」へと続く面のビフォー・アフターです。

昨日の、必要のないブロックとフェンスは使わない方がいいという話の続きになりますが、ここも一般的にはそうなってしまう場所です。

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敷地と道路の境界にそれを設置したら、そのフェンスの内側は何も使い道のないただの空き地になってしまいます。もったいないでしょ。
ご覧のようにすればガーデニングも楽しめるし、木を植えてもいいし、自転車置き場にもなります。

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レストラン入り口の演出として、こちら側は照明にも凝りました。それはまた後日解説します。

さあさあ、いよいよ押し迫ってきましたねえ。忙しい時に大切なのは「優先順位の高いことに集中すること」ですよね。あれもやりたいこれもやらなければと、タコみたいに手足を広げていたら、結局はこんがらがってしまいますから。
と、大掃除や年賀状書きからの現実逃避の前置きをしといて、ぼくは設計に集中します。家族のみなさん、スタッフのみなさん、あとはよろしく!

今年80歳で亡くなられたフジヤマのトビウオ、古橋広之進さんは、色紙を頼まれると

泳進一路

と書いていたそうです。そいて北島康介選手に翁は、

泳げ泳げ!魚になるまで泳ぐんだ!

と言っていたそうです。

一意専心、シンプルに、ぼくの場合は、そうです、庭です。家族の庭を設計し続けること。楽しさで優先順位をつけると庭の設計が1位なので、それに集中!・・・というわけで今日も年末の現実からの逃避行が続きます。みなさん、アトヨロ!

脱アパート感( Fukuwauchi 5)

メリークリスマース!

ブリキのおもちゃ博物館の「幸せな庭」でケーキも食べたし、中華街で思いっきり辛いチキンも食べたし、ワインもいただいて、幸せでお腹がいっぱいです(体重は今朝800グラム増加していました)。
では、いつものパターンに戻りましょう。

上大岡の隠れ家的人気レストラン「四季の庭」の入り口に建った、女性と新婚さん向けのアパート「Fukuwauchi」の外構です。

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道路から中に入っていきましょう。

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階段を上がって、

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振り返って、

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そのままバックして、

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そして、レストラン側はこうです。

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撮影してたら通りがかりのご夫人が「おしゃれなマンションができましたねえ。このへんは古い家が多いから景色がパーッと明るくなったわ」と声をかけてくださいました。「いいでしょう!こういうとこに住みたいですねえ」と返しつつ、小さくガッツポーズ。
オーナーの希望だった「脱アパート感」は成功しました。

今日12月25日はもちろんクリスマスですけど、ある職業の人たちにとっては一年で最もきつい日でもあるのです。それはディスプレイ屋さん。
今晩が勝負なのです。日本中のデパートや遊園地などの商業施設が、25日の一夜にしてクリスマスからお正月に模様替えするのですから。

ぼくも以前ディスプレイ屋(仮設庭園のクリエーター)だった時期があって、何度かそういうクリスマスを経験しました。都内の何ヶ所か掛け持ちで、朝から材料の仕分けと積み込みをし、夕方から翌朝まで運動会のように動き回って、いつも明け方には気力体力が尽きる寸前。
全ての作業を終えて、一緒にがんばった仲間たちと徹夜明けの牛丼食べたら、もう全員動けなくなって、みんなでトラックの荷台でひっくりかえって熟睡したこともありました。
なつかしい、クリスマスの思い出です。

サインウォール1( Fukuwauchi 6)

アパートの顔、家で言えば表札にあたるサインウォールです。

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アパートの名前は「Fukuwauchi」、ゆかいなネーミングですよね。オーナーのセンスがうかがえます。

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アパートでも、やっぱりこの照明器具。いつものマリンライトと、

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LEDのフロアーライトを使いました。

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さあこの照明を使った夜の様子はまた明日ということで。

今年もわが家はハッピークリスマスでした。さあてと、あとは大晦日まで全力疾走です!

仕事は切りがなくて、というか「今年中に・・・」が加速度的に積み上がっていく状態です。このまま仕事してたら年越しの感じがなくなってしまうので、せめて大掃除はしなきゃなあと思っています。
みなさん、大掃除ってどのくらいまでやりますか?うちは毎年、意気込みだけはすごくて、ホームセンターで掃除道具一式買いそろえるんですけど、けっきょく普段の掃除とたいして変わらないんですよねえ。
始める前から愚痴っていても仕方ないので、あと5日間、さっ、張り切って頑張りましょう!

サインウォール2( Fukuwauchi 7)

アパートの顔サインウォール、夜の様子です。

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暖色系の構成にアクセントで青い光、いい感じでしょう!

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青色発光ダイオードの発明って数年前ですよね。でもすでに、年の瀬のイルミネーションでもこの青いLEDがすっかり主役になっています。

青い光は幻想的で、非日常的で、人の気持を沈静化させる効果もあるそうです。

ペット可( Fukuwauchi 8)

玄関の前に、ちょっと大きめの水場をつくりました。これはワンちゃんの足洗い場です。

Fukuwauchiはペット可ですから、散歩帰りの犬用の足洗い場が欲しいというご要望があって、どうせならペット可をアピールするためにシンボリックな仕立てにしようと考えて、このような目立つ仕立てになりました。

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それと同時にこの位置には導線的にアイストップが必要だったので、照明を乗せた柱も添えました。

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夜はこうなります。

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先ほどの「導線的にアイストップが必要」というのは、この最後の写真をご覧いただくとわかりやすいんですけど、階段を上がって来た人の視線がこの照明の柱に当たって(それを意識して)からその反動で左側の玄関に向きを変えて入っていく、という仕掛けが「アイストップ」なのです。
ほんとに微細な心理効果なんですが、こういうことを組み合わせ、重ねあわせていくことで、無意識にスムーズに導かれるようになって「何となく気持いい」と感じてもらえる誘導ができあがっていきます。
ぼくは和風庭園の勉強でこのことをおぼえましたけど、庭だけではなく、デパートの売り場や、一流のお店の店舗設計には、このテクニックがいたるところに使われているのです。

高速道路の下り線ではすでに帰省渋滞が始まっているそうです。ぼくも今朝、タイヤをスタットレスに履き替えて準備万端。

帰るのが楽しみなふるさとがあって、帰りを楽しみにしてくれている人たちがいて、しあわせだな~と感じます。ふるさとってありがたいなあ・・・と、意識が正月モードになると一年の疲れがドッと出てしまいそうなので、あと数日気合いを入れて設計!

LEDポット( Fukuwauchi 9)

Fukuautiの脇に行き止まりの階段があります。これは集合住宅の場合に消防法で必要な避難通路のための階段だそうで、どうしてもここに必要なのだそうです。変ですよね、行き止まりの階段。
そこで、鉢植えを置いてみました。何とかしてその階段に存在感(意味)を持たせたくて。

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いい感じでしょ。

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そしてその脇には照明。

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その横の植え込みにはいつものブルーのフロアーライトを点在させて、

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夜になるとこうなります。

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これが今回の目玉、光る植木鉢、LEDポットです。

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これらの建物横の演出が、その奥にあるレストラン「四季の庭」への誘導になっています。

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クールで幻想的なLEDと温かみのある電球の光の組み合わせ。繰り返し設計しているうちにだんだんはまってきて、すっかり定番化してきたこのパターンを、今回は思う存分使わせていただきました。

ラストスパート!(ここんとこ毎日こんなこと言ってますが)
2009年を振り返るのは今年のゴール30日(あっ、明日ですね)まで走り切ってからにします。設計設計!年賀状年賀状!大掃除大掃除!

リゾート感 ( Fukuwauchi 10)

正月休みとブログの引っ越しで間が空いてしまいましたけど、昨年に引き続いて「女性と新婚さん向け、ペット可のアパート『Fukuwauchi』」の外構をご覧いただきます。

今回の樹木はリゾート感と季節感をミックスした樹種になっています。

 

ドラセナ
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ソテツ
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オリーブ
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エゴノキ
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フラミンゴカエデ
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エレガンテシマ
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ブルーエンジェル
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「リゾート感」は「非日常」。

庭や外構を演出する時にこの「リゾート感」を意識すると、暮らしがグッと楽しくなりますよ。つまり、「日常」に「非日常」を取り込むんです。

庭の提案をする時に思うんですけど、リゾートを日常に取り込むって、多くの人に取ってかすかな(理由無き)罪悪感があるようなんですね。きっと生活の場を遊び場にしてしまうような「不真面目」な感じがするのでしょう。

でも、考えてみてください。ハワイにも、軽井沢にも、「真面目な日常」があります。生活の場がリゾートフルな楽しさに包まれていることで、暮らしが堕落していくことはありません。自分の家なんですから、思う存分楽しい演出をしていいと思うんですけどねえ。

お気に入りの空間で、好きなモノに囲まれて暮らす。非日常を日常にする。イメージしてみませんか。イメージしだいで、日常が楽園に変わりますよ。


いやはや・・・引っ越し前と勝手が違って、ここまで書くのにえらく時間がかかってしまいました。頭が硬くなってるのを実感。それでも久しぶりに庭のことを書いたので、気分がスーッとしました。

今回ブログの引っ越しをしてみて、情報量が異常に多いことにあらためて気がつきまして「よくこれだけの写真と言葉を並べたよなあ」と自分で自分をほめる・・・と言うより「ちょっと変わってるよなあ」と。妻からはよくそう言われますけど、ぼくは、庭に関しては「変わってる」のかもしれません。規格外と言うか入り込み過ぎと言うか・・・。

でもまあ楽しくてやってることなので、今まで通りに夢中でやってるうちに、きっとこの先もいい方向に道が開けていくのではないかと思っています。

「夢中でやってるやつは夢の中なんだよ」

元町の名店、バッグのキタムラの北村宏社長の言葉だそうです。キタムラに入ると、いつも店員さんのいい感じに打たれます。みなさん夢中で仕事してるんですよねえ。だからキタムラのバッグは物質ではなくて夢のかたまり、夢の入れ物なんだと思います。

そして夕べわが社の新年会での妻カオリのあいさつはこうでした。

「いわふちはそのての本が大好きなので、いつも幸せを実現する方法をああだこうだとくどくどと語りたがりますけど、私から見たら大事なことはたった3つです。夢と感謝とプラス思考!」

B型の関西人にはかないません。おっしゃる通りでございます。

A型の越後人のぼくは「しあわせ家族がもっとしあわせになる魔法の庭」を、今年も(くどくどと)熱く語って、夢中で設計し続けますよ!

 

 

自然石の乱張り( Fukuwauchi 11)

この仕事で、今回とてもうまくいったことがアプローチの乱張りです。
石はエスビックのアースクォーツで、色はピンクとホワイトを7:3で混ぜて使いました。

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自然石の乱張りは、職人さんの上手下手がハッキリと出る作業で、いくつかある決まり事に従って施工するんですけど、そのことに加えてその職人さんのセンスも問われます。
我が軍の職人さんたちは人柄もセンスも抜群だと自負しているんですけど、石を扱う時の知識と技術には多少のばらつきがあって、過去何度か「こことここはやり直し」と手直しをお願いしたこともありました。
そんなぼくの(職人さんにしてみたら理不尽とも思える)ダメ出しに「なるほどねえ〜、勉強になるなあ」と前向きに対応してくれる人ばかりなので、それに感謝しつつ、でも何度もダメ出しをしてきました。
しかし今回は 一発合格!で、実のところちょっと感動しながら撮影していたのです。「腕上げたなあ!」と。

ではここで、乱張りの上手下手の見極め方をお教えしましょう。いくつかの守るべき法則があるんですけど、一番簡単な見極めのポイントは「目地が三叉路」だということ。目地というのは石と石の隙間のことで、その交わる部分が全て三叉路になっているのが正しい石の組み方なのです。
写真をご覧ください。ね、そうなってるでしょ。四つ角や五叉路は一ヶ所もありません。散歩しながら近所の乱張りを見てくらべていただくと、その違いがよーくわかると思います。

なぜ三叉路がいいのか・・・、くわしく解説すると長くなるので、ごくごく簡単に言うと3は安定を生む数だということなんですね。大阪城の石垣も同じ法則だし、なんとなんと、マチピチュの遺跡の石積みも同じなのです。目地が三叉路です。3。2でも4でもなくて3。
紀元前の中国の器で足がついているのがありますけど、その足の数は決まって3本です。
日本の生け花でも基本は3です。芯、添え、控えの3点で構成されます。
南米でも中国でも日本でも、太古の昔から3の効用に気づいてそれを暮らしに取り入れていたのですから、3、興味深い数字です。

「三つどもえの戦い」とか「三角関係のもつれ」とか、3はドラマも生み出しますよね。
他にもあります3がついた言葉。「三種の神器」「三日坊主」「三度目の正直」「石のうえにも三年」「三三九度」「三日天下」「三位一体」「かけつけ三杯」「御三家」「三大珍味」・・・ウルトラマンが地球上で戦えるのは3分間で、カップラーメンも3分間です。
ね、3という数字は人類に対して特別な何かを持っているのです。そしてその特別な数字を背中にしょって活躍したヒーローが、そう、長嶋茂雄さんです。そう考えると、長嶋さんは背番号を3にした時から「特別な人」としての運命が始まったのかもしれませんねえ。

3ておもしろいでしょ。毎日庭の設計をしていて、最も使う図形が円と三角なんですね。円と三角があれば「幸せな場所」を設計できます。ということは、生活全般にも円と三角を取り入れると、何かしらいい結果が導き出されるのかもしれませんね。
そうそう、円もまた興味が尽きない形なんですよ。家庭円満の円、円卓会議の円、雪舟が描いた円、楕円、卵型、スパイラル。宗教哲学や宇宙まで円の話は広がっていきます。そんな円のことも、そのうちやります。

伊太利庵厨房 四季の庭( Fukuwauchi 12)

では、夜の様子をあらためてご覧ください。

アパートの入り口から、

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中に入っていきます。

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今度は建物の脇です。

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この脇道の奥がレストラン四季の庭で、今回のアパートはそのレストランを経営するご家族が建てました。

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ですからこのアパートの外構は、同時にレストランへの誘導と、店への期待感を高める演出的役割りも果たしているのです。

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伊太利庵厨房『四季の庭』は上大岡の奥様方に大人気の店で、昼も夜も予約が必要です。

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地元の奥様方に支持されているというのはホンモノですよね、奥様方はきびしいですから。味、サービス、値段、すべてが合格点だということです。

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この店をオープンする一年前にうちに来られて「庭が話題になるレストランにしたいんだ」と語ったオーナーの渡辺さん。オープン当初、そのイメージ通りに庭が話題のレストランになりました。気候のいい時期は庭の席から予約が埋まっていったそうです。

しかしここまでの数年間、人気を維持し高め続けてきた要因は、庭ではなくて渡辺さんの人柄。いつもガハハと豪快に笑いながら、実はこまやかでやさしい、魅力あふれる人です。まだ行ったことのない方はぜひ一度行ってみてください。

ときどきいろんなミュージシャンのライブもやっているので、いつかテミヤンのライブもここでやれたらすてきだろうなあ、なんてひとりでイメージしています。テミヤンの歌は常連の奥様方に必ずウケるはずなんですね。なぜならば、オーナーの渡辺さんの風貌がテミヤンと瓜二つ、まるで双子のようにそっくりだからです。大ウケ間違いなし!

レストランの庭をやらせていただいた縁でご依頼いただいて、今回の仕事はほとんど「おまかせ」でした。ですから仕事自体も楽しいものでしたし、それ以上に、また渡辺さんと関われたことがとてもうれしいことでした。

上大岡の隠れ家的レストラン 伊太利庵厨房 四季の庭 、すてきな店ですよ。


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