庭のつれづれ『クチナシの雄弁さ』
わずかな晴れ間にすかさず香るクチナシの花。

昆虫呼び込み戦略、一般的に白い花は夕暮れ時に目立ち、香る花は闇夜でもその存在を知らせるもの。

クチナシはその両方を発揮しているので、日中の花蜂よりも、夜中に蠢く小蝿や甲虫の類がお好みのようです。

名前の由来は実が熟しても口を開かないことからきているそうで、花言葉は「優雅」「洗練」「喜びを運ぶ」。

数十メートル先まで「もうすぐ梅雨明け」と、優雅にして洗練された喜びの香りを運ぶ、純白のメッセンジャー。
夏近し、おおむね順調な梅雨具合に感謝しながら幕開けを待つ庭時間。
夜の庭にて綴るつれづれはこちらをご覧ください。『横浜ガーデンデザイン!幸せな庭のレシピ』